○コメントと断片より
(1)ぼく自身が20代、平均的には30代半ばに見えるらしいのですが、おっしゃる通り実年齢に釣り合わず若く見える、内面的な幼さが容貌に表れているのは確かに人によっては感じます。岡田尊司「統合失調症」(PHP新書)は序章で統合失調症患者の内面的ピュアさを強調していますが、ピュアというのは経験も学習もすべて白紙になることでもあって、統合失調症が精神分裂症の前には早発性痴呆症と呼ばれていたことと結びつきます。一種の白痴的な若々しさ、子供っぽさが長期入院者には多く見られました。少なくとも年相応ではないものです。
(2)はじめまして。ぼくなりに考えてみました。おそらくマザー・テレサはカトリックの立場から発言しています。ぼくはプロテスタントですがクリスチャンとしては同じです。マザーはその名の通り母の、さらには主(キリスト教の神)の目からはあらゆる人間を平等に愛せることを説いている、という受け取りかたで大過ないと思います。
これは一神教文化圏ならではの発想です。マザー・テレサの目、「主の愛」の目があればこそすべての人を愛せるのですから。それは全てのエゴイズムの否定でもあるのでしょう。
(3)単純な疑問です。すべての人に美しさを見出だせるか、と言われたらみんな黙ってしまいます。可能性としても不可能です。ではいったいなにを言おうとしているのか。宗教的教義という前提抜きにしてこの発言は人間にとって普遍的な真実を語っているだろうか、ということです。ぼくにはマザー・テレサの発言は非常にストイックな、苛酷なものに感じます。
(4)はじめまして。ぼくは躁鬱1型、障害等級1級相当として治療を受けています。処方は、
○朝食後・夕食後
・デパケンR100×5
・リーマス200×1
・リーマス100×1
・セロクエル25mg×3
○就寝前
・レンドルミン0.25mg×1
・エバミール1mg×1
このうちセロクエルはかなり食欲増進効果があるようで、昨年追加されましたが、3か月で体重が55キロから75キロになりました。現在は65キロから70キロの間を行き来しています。
治療開始の5年前から数えて、現在の処方がいちばん長く続いて、状態も安定しています。だいたいが軽鬱と言ってよい状態ですが、躁よりはよほどましです。