今回は戦後日本の現代詩屈指の一篇をご紹介する。鮎川信夫(1920-1986・東京生まれ)は戦前から詩作を始め、除隊後に詩誌「荒地」の中心となった。作風はエリオット、オーデンの影響が強い。 『繁船ホテルの朝の歌』 ひどく降りはじめた雨のなかを おまえはた…
乱歩のイメージ戦略は近年で言えば松任谷由実、矢沢永吉といったポピュラー歌手を思わせるもので、これは成長期にあった日本のモダニズム=都市志向と踵をあわせたものでした。これも前回比較したヴァン・ダインと同様です。 ヴァン・ダインはニューヨークの…
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