人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

たまには忙しい男

基本的には全然忙しくない。ぼくは自宅療養中(双曲性障害1型=躁鬱病)の人間で、経済的に裕福ならばヒマつぶしに食事はすべて外食、週に一度は映画、マッサージ店、風俗店(離婚以来抵抗感がなくなった)、古書店めぐり、CD店めぐり、と毎日ぶらぶらしていたかもしれない。
だがぼくの病状は過活動で悪化(躁転)する(これまでの入院がそうだった)。生活扶助で支給されている7万5千円では公共料金を払うと三食自炊でも大して残らない(公共料金ですら一部、月遅れで納めているくらいだ)。僅かに残ったお金で映画や風俗店に行けないこともないのだが、後をひくと躁転してまずいのでネット通販でCDや古本を買うにとどめる。

だがこの記事は「久しぶりに風俗店に行ってきた」という話題では、残念ながらない。行ったら行ったで克明に書きます。
こないだの月曜日、午前中だけで内科、精神科、歯科、眼科の4医院をまわる、という冗談みたいな医者めぐりをしてきたのだ。どこも自宅から徒歩1分、内科と精神科は同じビル。薬局にも2軒まわった。
予約が入っていたのは精神科(10時)と歯科(11時)。だがその日で内科と眼科の薬も切れるため、同じ日に4医院が重なってしまった。内科と眼科は午後でもいいのだが、昼休みを挟むとまた外出する気力に自信がない。そこで一気に午前中にまとめることにした。

内科には9時半。ここでは高脂血症と高尿酸値血症で受診している。採血はたった6ccだが何度受けても慣れない。どこの看護婦も決って「ちょっとチクッとしますよ」と言うのはなぜだろう。
10時にメンタル。今は軽鬱~寛解なので15分ほどこの一週間の生活状況を話して終える。眠くて仕方ないのは薬の副作用で、鬱の悪化ではないだろうとのこと。薬局に内科・精神科の処方を出し、まだ歯科まで30分以上時間があるので一旦帰宅してコーヒーで一服。

歯科はいつも予約時間ぴったりに呼ばれ、一回の治療は30分までだ。まだまだかかりそう。
眼科には11時半を少し過ぎて着。今回は眼圧測定と視力検査だけで視野検査はなし。緑内障予防用の目薬を薬局で受けとる。

ぼくは歯も全歯がブリッジだし、内科・精神科・眼科も生涯治療だろう。療養中の人間にはこんなことも適度な生活の刺激になるのだ(でも今朝は歯科の予約を寝過ごしてしまった。本当に眠くて仕方ない)。