人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

怖い脅迫スパム・メール

こう一週間も空けずにスパム・メールが来るとさすがに嫌な気分になる。携帯メールで来られると後から拒否設定するしかない。今度は「重要なお知らせ」というタイトルだ。以下全文を引用する。

「お客様のご使用の携帯電話端末より、以前ご観覧されました総合情報サイトへの登録料金,延滞料金のお支払いが現在未納となっております。

(総合情報サイト内コンテンツ無料期間30日間を超過された為)

※本通知から翌日正午までになります。

*尚、ご連絡頂いてない場合、法律上に基づき、裁判申請の提出致しますので、本来のご利用料金に賠償金,違約金,弁護士費用などが課せられます。

―お問い合わせ―

03(固定電話番号)
(株)○○○○
担当 ◎◎ までご連絡下さい」

ぼくは6年前に離婚して、携帯電話を契約して間もなくこれとまったく同じ内容のメールが来て県の消費者センターに相談したことがある。早い話が詐偽なので、携帯を拒否設定にしてこちらからは一切相手に問い合わせたりしない、もし同じ相手から再三別のアドレスや電話番号でメールが来たら今回の相談の記録から先方に警告するから大丈夫です、と言われてひと安心した。うっかり電話したらこちらのメール・アドレス聞き出されて振込先を記した請求メールが来るのだろう。銀行のATMやコンビニの支払い機の前に「振込め詐偽にご注意ください」とあるのは、詐偽が起こったら銀行やコンビニにも注意がいくからのようだ(例えばコンビニが未成年に酒・煙草を販売すると最高50万円の罰金になる)。

なんとも心が寒い話だが、「メアド変えました。元気?」や「重要なお知らせ」が年に2、3通は来るだろうか。こんなものを本業にしてもやっていけはしないだろうからアルバイトで振込め詐偽を営業(?)しているのだろうが、あまりに手口が安易でばかばかしい。ブログ記事にURLつきで着いてくる、記事とは何の関係もない卑猥なコメントやトラックバックも同類だが、こんなことしていて虚しくならないのだろうか?ならないのだろう。たぶん人間社会にはどんな地域・どんな時代にも一定数のこの種の人間がいた。それを含まない清潔な社会は独裁国家しかない。
だったら独裁国家の方がいい、と考える国民が大多数になると、それこそ本当にやばい。スパムの害はそこまで行きつくのだ。