人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通院と音楽、その他のエッセイ

○コメントと断片より

(1)通院もそれなりに良い気晴らしになっています。ぼくの場合は病状悪化の早期発見に必要なのです。これまでに間に合って入院2回、間に合わず重態入院が2回ありました。それより、そちらこそ難聴通院ドローしてはまずいではないですか。ぼくの弟は補聴器会社の営業課長ですが、利益率の高いぼったくり商売だそうですよ。

(2)おっしゃる通りLPジャケットは部屋のインテリアにもなるくらいでしたね。印刷物ではあるけれど、美術作品と言って通用するくらい見事なものが多かった。CD時代になったら妙に細かかったり大味だったり、なによりタイポグラフィが締まらなくなったと思います。

(3)さすがに午前4時まで起きていることは滅多にありません。いつもは午前0時にブログを更新して、誤字や脱字をチェックして寝ます。
処方の兼ね合わせでは一応内科優先にしています。成人病の一種ですから(眼科も)生涯治療と思っています。
月に一度内科で血液検査があるので、その結果で精神科の処方が変わることもあります。この1年半は変わりなく、状態も安定しています。ただぼくはデイケアも負担大と診断されているので、通院と訪問看護を毎週にして容態を診てもらっているのです。

(4)60年代半ばまでは2~3分の曲に精魂込めたポップス/ロックが多かったから、珠玉の曲ばかり12~14曲も入っていれば十分に充実したアルバムになったわけです。曲が長くなったのは60年代後半からですね。
当時はロックは際ものとされていたので、人気があるうちに売ろうとビーチ・ボーイズは年に12曲入りアルバムを3枚出していました(「ペット・サウンズ」1966まで)。ビートルズはイギリスでは14曲入りアルバムを年2枚で、シングル曲はアルバムに入れない方針だったので、アメリカでは14曲入りアルバムから2曲ずつカットし、アルバム未収録シングルAB面と抱きあわせてアルバムを1枚編集し、年に3枚リリースする(「リヴォルヴァー」1966まで)、という裏技を使いました。ストーンズキンクス、アニマルズ、ザ・フーなどイギリスのバンドはアメリカでのアルバム枚数の方が多いのも同じ事情です。
CDは収録時間は長いですが、密度は薄くなりがちです。CD時代のアルバムは新作かベスト盤しか売れない、というのがもっぱらの定評です。