人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通常日記(12月5日水曜・快晴)

特に話題もないからこれを通常日記と呼ぶ。まずピンサロの話から(爆)。
先月友人Kに借りた3千円はしゃぶしゃぶ食べよう、という話から「やっぱりピンサロにしよう」という話になった(12月3日日記記載)。ひとりではまず行かないが、これも男のつきあいというもの。ところが昨日になってやっぱり現金で欲しい、という。
ぼくとしては形はどうあれ3千円返せればいいのだし、つきあいで出費がかかる(それはそれで楽しむだろうが)よりも現金ならさっぱりしている。
彼もぼく同様に障害者で生活保護暮らし。支給日は今日なのだが、彼は社会福祉協議会から借金の常連になっていたので、福祉課から社協を通して毎週月曜の分割支給になってしまった。それでもドヤ街の宿券、パン券支給よりはいい。なぜドヤ街では現金支給ではないかというと酒ばかり飲んで路上生活してしまうからだが、宿券やパン券を安く売り買いする闇商人もいるからいたちごっこでしかない。

電車賃くらいならある、というので25分ほどかかるこちらに来てもらい(ぼくは電車は10分以上は耐えられないのだ)、電車賃(貸してくれた時の分も)を上乗せして返済し、ドトール・コーヒーでお茶。彼も来週月曜までならなんとか持つだろう。
ところで何でお金困っちゃったの?
「飲み行っちゃったんですよ」
同情の余地なし。しかもぼくから3000円戻ったからやっぱりピンサロ行きたくなってきたという。
「行きません?」
「行かないよ。昨日決めたじゃないか」
Kくんは未練惜しげだったが、こんなにコロコロ気が変わるのにつきあってはいられない。Kくんは統合失調症(躁鬱傾向あり)、ぼくは躁鬱病(シゾイド傾向あり)と、ふたりとも病人だからどちらかが歯止めをかけなければならない。

Kくんを見送った後、郵便局で年賀葉書を購入。窓口の女性局員は30年前からいるように思う。ぼくの別れた妻もそのくらいになる。写真館に寄って携帯写真のプリント(クリスマス・カードに添えるつもり)。
それからめったに行かないやや遠い大型スーパーに行く。途中、40年前は商店街だった通りを抜ける。残ったのは学校指定の上履きの靴屋と学校指定の制服の服屋しかない。
大型スーパーでクリスマス・カードとジーパン(2割引で1580円!)。帰りの上り坂は汗ばむほどの快晴だった。ジーパンの履き心地、とてもいい。