人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通院日記3月4日・月曜・晴れ

晴れてきたのは午後になってからで、午前中は曇って外気も冷たかった。先週末の金・土は春先の気温で実に楽だったが、ぼくの記憶では80年代末に四月になって首都圏が雪に見舞われた年があった。なんで印象に残ったかというと当時好きだったプリンスに'Sometimes're Snows In April'という曲があり、ニューヨークは東京より寒いんだなと思っていたら東京でも降る時は降る。
ただしぼくの記憶では首都圏の四月の雪はこの40年あまりでもそれだけで、今年もようやく春に向かっているようでほっとしている。味気なくつまらない療養生活に変りはないが、寒いというだけでも活動は(室内でも)大いに鈍る。

プリキュア」シリーズは全部見返したので「美少女戦士セーラームーン」にとりかかり、この二週間で第一期を見た。第二期「R」は出来はいまいちだが視聴目的は就眠儀式なので見ている。第三期「Super」、第四期「Supers」は長女・次女ともに再放送でハマって楽しんでいた。ミュージカルのチケットが二度も当選したので巣鴨プリズン跡地まで見に行ったものだ。コスプレしたお姉さんたちがロビーをうろうろしていたので長女がぼくの後ろに隠れてしまったのがおかしかった。

セーラームーンのおかげで昨夜の寝つきも良く、夢も見ないで六時間半たっぷり眠る。よく眠れたが覚醒には時間がかかり、通院にゆとりをもって出る程度には起きる。
福祉課の担当者のTさんから電話がある。視察訪問の意向だったようだが、これから通院なので生活状況、病状(長期寛解)の電話報告で視察は避けられる。もともと福祉課ケースワーカーは担当軒数が飽和状態で、いつも大忙しなのだ。

メンタル・クリニックではそろそろ最後の退院から丸二年、という話になる。退院した数日後に震災の余震と計画停電に面食らいました。退院して一か月は女性問題で、それを精算したら重い鬱でさらに一か月つらかった。それ以後は安定しています。ただし引きこもりに徹底しているからこそ安定しているので、環境の変化にも耐えられるかどうかはわかりません。
K先生も「焦らなくていいよ」とのこと。それでも一昨年の春の退院までは、足かけ四年で四回・十か月も入院していたのだから、長期寛解だろう。

内科では第一週恒例の検査用採血。チクッとされてくる。体重は着衣で72キロ。もう少しだ。