人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通院日記・4月23日(火)曇り

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昨日はまだ寒かったが今日は曇りとはいえだいぶマシになる。それでも午前中はまるでやる気にならず、歯科予約の12時半の仕度に起きるまで寝床で二度寝・三度寝していた。歯科の治療は左上の奥歯にもう数か月かかっている。
先週と今週の間に、待ち合い室の配置ががらりと変わり、診察室もひと部屋増えていた。衛生士さんも去年の春頃まではずっとふたりだったのだが、今は四人いる。

今日の治療はいつもの担当医のニシムラ先生から始まったが、しばらくして助手の女性と入れ替わるのが気配でわかった。衛生士さんに替わったということは、今日はこの後はメンテナンスとクリーニングかな、と思っているとそのままドリル続行なので、新人の女医さんなのか、とハラハラした。昔、別の歯科医院でとても乱暴なベテラン女医さんにかかった経験があるのだ。
今日の人はていねいだったので安心した。ニシムラ先生が通りすがりにぼくの膝を叩き、「今日はかわいい女医さんですよ」と言っていった。容貌は関係ないが治療がていねいなのはなによりだ。奥歯の治療なので指が細い女医さんに治療されるのはいつもより確かに楽だった。
かわいい女医さんなのかどうかは確認しそびれた。別の歯科衛生士さんの写真なら以前撮ったものがある。この他に、あと二色あるらしい。

テレビ東京午後のロードショー」は三國連太郎追悼放映「美味しんぼ」(96・森崎東)で、未DVD化作品だから嬉しいが、羽田美智子がいかにも90年代半ばのOLファッションで、原作のコミックと微妙にイメージが異なる。あの原作コミックは好き嫌いを言っても仕方のない代物なので映画は映画と思って見たが、唐突なエンディングのせいか未完成作品のような印象を受ける。これから見る機会がある人はほとんどいないだろうが、外国映画だと思って見ると興味深いかもしれない。これはこれでけっこう楽しんで見た。入院中の鑑賞会みたいな映画だが。

療養生活の友は外出せずに見られるテレビ放映映画や無料動画サイトだが、これまで楽しみに見ていたいくつかの動画アカウントが一斉に停止されてしまった。「著作権者の指摘により停止されました」はまだしも「複数の第三者の通報により停止されました」というのが嫌な感じだ。密告は管理に利するだけ、と思わないのだろうか。自分が常に利権者の側と思っているのだろうか。