ブラック・サバス1

70年2月13日に新興レーベル・ヴァーティゴの第一弾新人バンドとしてデビューしたブラック・サバスは、68年デビューのディープ・パープルとレッド・ツェッペリン、70年6月デビューのユーライア・ヒープと並んでたちまちイギリスのハード・ロックをリードする存在となった。音楽的リーダーは左利きのギタリストのトニー・アイオミ、コンセプトと作詞はベースのジーザー・バトラーだがセッションから曲を作り上げていくため全曲がヴォーカルのオジー・オズボーン、ドラムのビル・ワード全員の共作となっている。
デビュー作「黒い安息日」冒頭のタイトル曲のインパクトは新人バンドとしては最大級のものだろう。
［Black Sabbath-Black Sabbath］'70
http://m.youtube.com/watch?v=_GgBx7Y0aso&hl=ja&gl=JP&client=mv-google&guid=ON

悪魔崇拝をイメージしたバンド名と歌詞、サウンドは反逆性の面でハード・ロックを超えて後のパンク、グランジを予告していた。
［The Wizzard］
http://m.youtube.com/watch?v=-NIXC4j588g&guid=ON&gl=JP&client=mv-google&hl=ja

［Behind The Wall Of Sleep］
http://m.youtube.com/watch?v=PlENVE9xzxE&gl=JP&client=mv-google&guid=ON&hl=ja

当時はブラック・ウィドウとブラック・オーガストと併せて三大悪魔崇拝バンドと呼ばれたが、一線を画したのは強靭なコンセプトと高度な演奏力だった。次の曲名はネガティヴィティ・イン・ブラックの略。
［N.I.B.］
http://m.youtube.com/watch?v=J5O8nVnAZ9o&gl=JP&client=mv-google&guid=ON&hl=ja

アルバム最終曲はスタジオ録音では4分、ライヴでは19分に拡大される。
［Wicked World］
http://m.youtube.com/watch?v=_wkf3e4aEaQ&guid=ON&hl=ja&gl=JP&client=mv-google

(続く)