また古い曲だが、コール・ポーターはレノン&マッカートニー以前の20世紀ポップスでは画期的な天才で、このミュージカル主題歌も傑作のひとつ。映像版で名唱を上げよう。
[Anita O'Day-Love For Sale]Live,63
http://m.youtube.com/watch?v=ZaL7MhpArgI
同時に、まったく異なる解釈を許す曲でもある。
[Billie Holiday-same]52.late spring
http://m.youtube.com/watch?v=SOq20mLv3JE
天才アルト奏者が急逝直前の最後の録音もこの曲。
[Charlie Parker-same]54.12.10
http://m.youtube.com/watch?v=d-AV06HItr4
次はマイルス・デイヴィスの録音だが契約上アルト奏者の名義になったもの。
[Cannonball Adderley-same]58.5.9
http://m.youtube.com/watch?v=AYF2xr7UAds
すぐさまマイルスは自分のバンドでも録音する。
[Miles Davis-same]58.5.26
http://m.youtube.com/watch?v=ywhutgpZLVk
マイルス永年のライヴァルだった白人奏者の円熟の演奏も素晴らしく、映像なのがなお嬉しい。
[Chet Baker-same]Live,79
http://m.youtube.com/watch?v=WGDDYSR4H8w
だがパーカーの崇拝者でマイルスの盟友はとんでもないヴァージョンを残した。一聴して同曲の改作と判る人はいるだろうか?
[Lee Konitz_Warne Marsh-Marshmallow]49.6.28
http://m.youtube.com/watch?v=nDmgTzlt2R0
最後はフリー・ジャズの開祖による徹底的な解体。改作とも異なる手法で極限を極めたものだろう。
[Cecil Taylor-Love For Sale]59.4.15
http://m.youtube.com/watch?v=2T3ZBCRS0qg