人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

三が日二日目のお寿司

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 三が日二日目の食事もスーパーで買ってきた折り詰めのお寿司で始めました。自宅療養独居病人の筆者の場合一日三食は早い昼食(または遅い昼食)、早い夕食、それから夜食で三食になりますが、時間的な間隔は朝昼晩にと同じなので一応規則的ではあります。元旦は主人公がカレー大好きという映画を観たので(映画日記とは別)、夕食はレトルトカレーを食べました。二日の夕食は納豆で、生まれも育ちも関東平野から出たことがない筆者は納豆は普通にいただきます。しかし10年前前後に5回入院生活をくり返した時、そのうち2回は広間で決まった席で食べる入院でしたが、1回は入院中一度も納豆が出なかったのでわかりませんが、別の入院では6人席(男女半々)のテーブルのうち納豆が出ると必ず残す同席入院患者が4人いて、食べ残しは看護士のチェックが入るので食べない4人は全員筆者に納豆を回してきて、入院中など食事しか楽しみはないのにこんなに納豆が苦手(もしくは人前で食べるのが嫌)な人がいるものかと意外でした。
 ちなみに筆者はそれより前、刑務所は多摩警察署留置場と移送先の横浜拘置所しか体験がありませんが、留置場は仕出し弁当だから納豆はなし(ただし弁当なので全体のヴォリュームは少ない)、拘置所では土曜日の朝食は必ず納豆が出て、拘置所食は署内の調理場で作っているのでメニューも豊富で収監中一度も同じメニューだったことがないくらいで、ヴォリュームもたっぷりでしたが、土曜日の朝食だけ必ず納豆(と漬け物、味噌汁)なのは閉口しました。拘置所内では司法の執行のために未決囚の安全や健康は厳重管理されていますが、毎週毎週土曜日の朝食の納豆なのは強制的に食べさせられている気にさせられるものでした(もちろん残さず食べましたが。未決収監は実質的には禁錮刑と同様なので、ストレスが溜まって食欲だけは旺盛になるのです。逆に絶食に陥ろうものなら治療病棟収監に移されます)。以来何となく納豆というと土曜日の拘置所の憂鬱な朝食が思い出されるのです。もちろん拘置所メニューは拘置所ごとに違うのですが、12年前の横浜拘置所ではそうで、ちなみに横浜裁判所の待機食は雑居房の職業的犯罪者の皆さんに教えられた通り、潜水艦みたいな狭い密室でプラスチック碗に入ったレトルトおでんに白米弁当というものでした。これは前科27犯(! ?)という常習犯の人もそう言っていましたから、今でも変わらないのではないでしょうか。