1. チャーリー・パーカー『バード・アット・セント・ニックス』(Debut, 1955/Rec.Live.1950)
3. エリック・ドルフィー&ブッカー・リトル・クインテット『アット・ザ・ファイヴ・スポットVol.1』(New Jazz, 1961/Rec.Live.1961)
4. ビリー・ホリデイ『レディ・ラヴ』(United Artists, 1962/Rec.Live.1954)
5. バド・パウエル『ホット・ハウス』(Fontana, 1966/Rec.Live.1964)
7. レニー・トリスターノ『メエルストルムの渦』(East Wind, 1976/Rec.1952-1966)
8. チャールズ・ミンガス『メキシコの想い出』(RCA, 1962/Rec.1957)
11. トニー・フラッセラ『トランペットの詩人』(Atlantic, 1955/Rec.1955)
12. ジョー・ゴードン『ルッキン・グッド!』(Contemporary, 1961/Rec.1961)
13. アーニー・ヘンリー・カルテット『セヴン・スタンダーズ・アンド・ア・ブルース』(Riverside, 1957/Rec.1957)
1位~3位は不動。特にパーカーの急逝直後にジャズマン間で回し聴きされていた客席録音ライヴをパーカーに私淑したチャールズ・ミンガスとマックス・ローチが共同インディー・レーベルから急遽追悼盤としてリリースした『バード・アット・セント・ニックス』は音質劣悪ながら臨場感満点で、リラックスした演奏とベスト選曲、雰囲気ある着色写真のジャケットとあいまって発掘ライヴ以上の価値があります。
ベスト10と言いつつ13枚(エルモ・ホープの2枚は実質的に2枚で1作です)を上げましたがこれでは全然足りません。(1)Blue Noteレーベルは入れない、(2)ピアノ・トリオは極力避ける、(3)ハード・バップは入れないと決めたので制約がある上、モンクもディジーもダメロンもワーデルもサン・ラもMJQもマイルスもブレイキーもロリンズもクリフォード、グリフィン、ラティーフ、ドーハム、コルトレーン、マクリーン、モブレー、オーネット、ラサーン、ハービー・ニコルス、アンドリュー・ヒルやラリー・ヤングも入りきらなかったし、白人ジャズでもブルーベック(やはり重要アーティストです)やゲッツやマリガンやコニッツやペッパーやチェットやジュフリーやズートやウッズやエヴァンス、バド・シャンクやリチャード・ツワージック、スティーヴ・レイシーが入りきらなかった。また40年代~50年代ジャズマンからは晩年近くの作品が多くなってしまったのも偏向気味です。ビ・バップ、フリー・ジャズの名盤の数々も心残りだし、欧州ジャズからクシシュトフ・コメダ・クインテットの『Astigmatic』(Muza, 1966/Rec.1965)、ペーター・ブロッツマン・オクテットの『Machine Gun』(FMP, 1971/Rec.1968)、ミュージック・スポンティニアス・アンサンブルの『Karyobin』(Island, 1968/Rec.1968)の3枚は入れたかった。またビリー、パーカー、バド、モンク、トリスターノ、ミンガス、ホープ、ドルフィーは何枚ベスト10に選んでもいいので、モンクを落としビリーやパーカーから1枚だけというのは11位~13位に寡作不遇ジャズマンを入れるための苦肉の策でした。あと7枚つけ足してベスト20にするなら、先の欧州ジャズの金字塔3枚かパーカーとビリーとバドの没後発表発掘ライヴから1枚ずつのどちらかに加えて、コールマン・ホーキンス、ブッカー・リトルの参加の名盤でもあるマックス・ローチの『ウィ・インシスト!』(Candido, 1960/Rec.1960)とエリック・ドルフィー、テッド・カーソン参加の名盤でもあるミンガスの『チャールズ・ミンガス・プレゼンツ・チャールズ・ミンガス』(Candido, 1960/Rec.1960)、アルバート・アイラー・トリオの『スピリチュアル・ユニティー』(ESP, 1965/Rec.1964)とジュセッピ・ローガン・カルテット『ジュセッピ・ローガン・カルテット』(ESP, 1965/Rec.1964)にしたいと思います。
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