マッコイ・タイナーさん(1938-2020)が3月6日に亡くなられたのをさきほど初めて知りました。マッコイさんがどんなジャズ・ピアニストだったかはあらためてご紹介したいと思いますが(日本語版ウィキペディアにも詳しく載っているアメリカのジャズ界の巨匠です)、ぼくがバンドやってた時にはマッコイさんがメンバーだったジョン・コルトレーンのレパートリー、これでもかというほどカヴァーしていました。有名な曲では「マイ・フェヴァリット・シングス(My Favorite Things)」や「アフロ・ブルー(Afro Blue)」などなど。
マッコイさんのオリジナル曲でいちばんライヴでカヴァーしたのが、ご紹介する「パッション・ダンス(Passion Dance)」です。さんざん完全にコピーの練習して、ライヴでは我流でやってましたが、こんなむずかしい曲よく無謀にもカヴァーしていたもんだなあと自分でもあきれます。いかにも'60年代ジャズらしいかっこいいナンバーです。昔の自分のバンドの練習やライヴはカセットテープで録ったのがあったはずだけど、さすがにお聴かせする度胸はありません(押し入れの奥にしまってあります)。マッコイさんご本人のバンドの、かっこいいオリジナル演奏をお聴きください。テナーサックスはジョー・ヘンダーソン、ベースはロン・カーター、ドラムスはエルヴィン・ジョーンズという空恐ろしいような四人編成の演奏です。
Passion Dance (from the album "Real McCoy", Blue Note BLP-4264, 1967)
: https://youtu.be/73VczRfu9Kg