ぼくは誤認していた。燕の巣はほんの3軒となりにふたつあったのだ。今までご報告していたのはこのふたつを混同していたと思われる。
1枚目がきれいに原形をとどめている整形外科の軒下の巣、2枚目はふたつに崩れている化粧品店の軒下の巣だ。だめ押しで3枚目に整形外科の軒下の巣を違う角度から撮った。較べてみれば違う巣なのは一目瞭然だろう。
ちなみにどちらも、もう巣は空だった。整形外科の軒下の巣は蛍光灯に直接巣づくりしている。ずぶとい。なにか見習うべきものを感じる夏の終りなのだった。そこで腰折れ三句。
来る雁や帰る燕とすれ違い
家主さえ見えず巣のみを吹きさらし
幾代にわたる占拠をそのままに
小学生の俳句だなこりゃ。ちょっと情けないや(笑)。