人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

私は見た…

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この頃は昼寝などすると自分とはまったく関係のない夢を見るようになってきた。ついさっきも「二郎さんに先立たれた欽ちゃんの悲哀」というわかりやすい内容の夢を見ていたところだ。さて、先週で市島三千雄全詩集・千田光全詩集も終り、ボブ・ディラン訳詞集も今回を入れて3回で終る。やはり毎回この分量で1日2本はキツいか(笑)。

(上)から通称「見た虫」、作者の谷岡ヤスジ愛媛県生れ、1942-1999(享年56歳)。没後の地道な再評価は今日も続いている。以前ご紹介した衝撃の傑作「ウナギの死」「馬と股旅」(ともに仮題)をご記憶のかたもいらっしゃるかもしれない。

(中)はスーパーの鮮魚部で試食に出ていたボイルほたるイカ。酢味噌をつけていただく。ミミガーもそうだが、食材が美味しいのか酢味噌がおいしいのかわからないところがある。比較的高価な食材なのでもったいない感じもするが、ふろふき大根とニンジンのついでにゆで玉子とともに煮込むと味もしみてほぐれるような食感になり、娘たちは幼児の頃から好きだった。

(下)は炙りカツオのたたき。試食では普通にしょうゆが出されていたが、カツオのたたきは薄切りにして多めの玉ねぎのスライスと和えて半日漬けのマリネにするのがより美味しい。誰に習った憶えもないから、たぶんどこかのレストランで食べたのを真似してみたのだと思う。これは妻の大好物だった。高蛋白・低カロリーのアルカリ性食品だしマリネにする分塩分も少ない。離婚後の妻子の食生活を考えると、不自由してるだろうな、と2年くらいは胸を痛めたものだ。

天候が良かったのでスーパーめぐりの長い散歩をすると、どこもボイルほたるイカとカツオのたたきが鮮魚部の前面に並んでいた。参考価格・カツオのたたき100グラム98円、生カツオ100グラム198円、ボイルほたるイカ100グラム298円でした。妻も娘たちも試食には実に遠慮がなかったな。ぼくが思い出すように、娘たちがぼくを思い出すことはまったくないだろうけど。