2012-01-29から1日間の記事一覧
千田光(1908-1935・東京生れ)は北川冬彦との関わりで同人誌「詩神」からデビューし、北川が「詩と詩論」から独立創刊した「詩・現実」(1930年6月~)に依った散文詩詩人。「現代詩手帖」1971年1月号に「千田光詩集」11篇が組まれ、1981年「千田光詩集」が「左…
市島三千雄(1907-1948・新潟生れ)は投稿詩を萩原朔太郎に見出だされた。「現代詩人全集第二巻・近代2」(角川文庫1963)に収録された11篇(他に2篇)・15ページが市島の全詩集になる。萩原をして「一種の天才である」と言わしめたデビュー作を読んで見よう。 『…
予告していた「ダダイスト・辻潤」が中断しているのに大手拓次・山村暮鳥の再読を始めてしまったこのブログだがそうなる必然はあって、プレ・ダダイズム、プレ・シュルレアリスムの線上にはまずこのふたりの詩人が上がる。だが不遇詩人となると上には上があ…