人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

2012-08-23から1日間の記事一覧

(17)詩人氷見敦子・立中潤

立中潤遺稿詩集から最後の一篇をご紹介する。4篇からなる連作で、冒頭の『墓地にて』1~3は略したが『朝の歌』『化石の森』は引用した。残るは立中潤生涯の本当に最後の一篇。散文詩『十月』の姉妹作なのはすぐにわかる。 『幼年論』 1 きみの生存が厚い皮膚…

詩人論・その他エッセイ2

○コメントと断片より (1)どうぞ、ご自分でお書きになったことですから転用なさってください。どのあたりが書いてみて初めてお気づきになったところなのかはわかりませんが…。ぼくも書きながら気がつくことは多いです。筆写というのは現在ほとんど尊ばれませ…