人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

2013-01-10から1日間の記事一覧

悲しみの認識

(「伯母からの年賀状」~「ある女友達への手紙」からの続き) あるいは父が、ふたたび次女とぼくを引きあわせたものと考える。-だがまるで駄目だ。とうてい納得できない。なっちゃいない。 ぼくは別れた妻や娘たちとの会話を望んでいなかった。留守電で知ら…

乾直惠詩集、その他のエッセイ

(1)乾直惠は発想に無理がなく、表現も比較的平易な詩人です。これまで取り上げてきたどの詩人よりも平易、と言っていいでしょう。詩は不思議なもので、平易さがかえって理解を拒むこともあります。「肋骨と蝶」は三好達治「測量船」、丸山薫「帆・ランプ・鴎…

(35b)ポール・チェンバース(b)

チャールズ・ミンガスのような作曲・編曲・バンドリーダーでもない限りベーシストのリーダー作はなかなか実現しないものだ。そしてジャズマンの評価はリーダー作で決まると言ってよく、これまで取り上げてきた楽器別で見ても、 ○トランペット・7人 ○トロンボ…