人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

2020-05-02から1日間の記事一覧

高村光太郎「根付の国」「淫心」(詩集『道程』大正3年=1914年刊より)

高村光太郎詩集『道程』・大正3年10月(1914年)抒情詩社刊 (明治44年、自宅アトリエにて、29歳の高村光太郎) 根付の国 高村 光太郎 頬骨が出て、唇が厚くて、眼が三角で、名人三五郎の彫つた根付(ねつけ)の様な顔をして、 魂をぬかれた様にぽかんとして 自分…