人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

(38c)ホレス・パーラン(p)

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パーランは59年10月~63年2月までにブルー・ノートにリーダー作7枚、参加作7枚を録音している。今回は参加作を紹介したいが、リーダー作との関係を見るためにもリストにした方が早い。*がサイドマン作品になる。この間別レーベルのブッカー・アーヴィン作品にも2作参加しており、それは#で注記した。

*1.The Time is Right:Lou Donaldson(59.10.31/11.28・画像1)
*2.Sunny Side Up:LD(60.2.5/2.29)
3.Moovin' & Groovin'(60.2.29)
4.Us Three(60.4.20)
*5.Look Out!:Stanley Turrentine(60.6.18・画像2)
6.Speakin' My Pieces(60.7.14)
#7.Cookin':Booker Ervin(Savoy,60.11.26)
8.Headin' South(60.12.4)
#9.That's It!:BE(Candid,61.1.6)
*10.Coming Your Way:ST(61.1.20/78年発表)
*11.Up at the Minton's,Vol.1:ST(61.2.23)
*12.Up at the Minton's,Vol.2:ST(61.2.23)
13.On the Spur of the Moment(61.3.18)
*14.Doin' Alright:Dexter Gordon(61.5.6・画像3)
15.Up And Down(61.6.18)
16.Happy Frame of Mind(63.2.15/76年発表)

こうして見ると録音は59年10月~61年6月の1年半強に固っており、ルー・ドナルドソン、アーヴィン、スタンリー・タレンタインデクスター・ゴードンらブルース色の強いサックス奏者に好んで起用されたのがわかる。また、3はドナルドソンの2の2月29日録音と併せて行われたのもわかる。
タレンタインはこれがデビュー作、ゴードンは実質的にカムバック作で、パーラン・トリオの鉄壁のバックで代表作になった。アーヴィンの2作、前年のミンガス2作は何をか言わんや。ここまでの業績だけでもパーランは確実に記憶されるべき人だろう。