人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

オールタイムベストアルバム500(161~180位)

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アメリカでもっとも権威ある(らしい)ロック雑誌「ローリング・ストーン」誌選出「オールタイムベストアルバム500」、今回は161位~の20枚をご紹介する。まず注釈抜きにリストをご覧いただきたい。

161.ドック・オブ・ザ・ベイ(オーティス・レディング)
162.O.K.コンピューター(レディオヘッド)
163.1999(プリンス)
164.悪いあなた(リンダ・ロンシュタット)
165.レッツ・ゲット・イット・オン(マーヴィン・ゲイ)
166.インペリアル・ベッドルーム(エルヴィス・コステロ)
167.メタル・マスター(メタリカ)
168.マイ・エイム・イズ・トゥルー(エルヴィス・コステロ)
169.エクソダス(ボブ・マーリィ)
170.ライヴ・アット・リーズ(ザ・フー)
171.名うてのバード兄弟(ザ・バーズ)
172.エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー(ロッド・スチュワート)
173.サムシング・エニシング(トッド・ラングレン)
174.欲望(ボブ・ディラン)
175.遥かなる影(カーペンターズ)
176.ロックス(エアロスミス)
177.ワン・ネーション・アンダー・ア・グルーヴ(ファンカデリック)
178.グレイテスト・ヒッツ(ザ・バーズ)
179.ジ・アンソロジー1961-1977(インプレッションズ)
180.ザ・ディフィニティヴ・コレクション(ABBA)

これまでも20枚区切りでリストをご紹介してきて、支離滅裂な時もあれば妙にまとまり良かったりもし、最終的に統一されたチャートではないにしろ「ローリング・ストーン」誌的な価値観、というのが見えてきたように思う。ルーツ・ミュージックとしてのブルースやカントリー、サウンド・スタイルとしてのジャズやファンクからの影響、純粋な白人音楽としてのフォーク経由のポップス・スタイル、楽器編成や使用楽器による表現力の拡張。影響源そのものがハイブリッドである場合もある。たとえばジャズならヴォーカル・ブルースやトーチソング、ミュージカル挿入歌、映画音楽、ゴスペルなど様々なものを素材にしている。さらに、同傾向のアーティスト同士の相互影響もある。
だがこの20枚は何か気持の悪いところがある。一気に聴いたら悪酔いしそうだ。一枚ずつなら文句のない名作ばかりなのだが。