コールマン・ホーキンスは合奏楽器だったテナーサックスで初めてソロを取り、サックスをジャズの主要楽器にした人だが、その人のアルバムの中に思わずハッとする曲があった。1946年でこのギターは尋常ではない。
[Coleman Hawkins'52nd Street All Stars-Spotlite]46.2.27(画像3)
http://m.youtube.com/watch?v=_vsKyHhXIzk
調べてみるとこの時の録音はSP2枚分で4曲、うちバラードの二曲はギターの出番がないが、大御所と若手混成バンドでリーダーのホーキンスも抜けて若手だけで演った一曲がある。
[-Allen's Alley]same
http://m.youtube.com/watch?v=Fgm7AFKyA4Q
その二曲で初めてメアリー・オズボーン(1921-1992)を意識したがジャズギターの特集号などで存在を知ってはいた。世界最初の女性ジャズ・ギタリスト。44年にスタッフ・スミスの録音に参加以来47年までに自己名義含め12セッション・43曲を録音、以後はラジオ局(当時は生放送)専属ミュージシャンとして勤務、59年に唯一のリーダー・アルバムを発表(画像1)。
次の録音は全員女性バンドで、ヴォーカリストとして加入した彼女が聴ける。
[Mary Lou Williams' Girl Stars-He's Funny that Way]46(画像2)
http://m.youtube.com/watch?v=A6ezfbkwyNg
このバンドの録音は全部で九曲あるが、やはりすぐにギタリストとして本領を発揮することになる。
[-D.D.T.]46(同)
http://m.youtube.com/watch?v=DRfFiiy0WpE
46年~47年には自己名義で11曲の録音がある。SP時代のメアリー・オズボーン43曲だけで二枚組CDが出ないものだろうか。
[Mary Osborne Trio-Blues in Mary's Flat]47.5
http://m.youtube.com/watch?v=qjy1dXjNVFc
[-Oops My Lady]same
http://m.youtube.com/watch?v=J667z1MTej8