人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

とりあえず保護フィルム

購入したスマホは昨年度の型落ち機種を選んだので、本体価格は70%オフとお買い得だった。定価自体は今年の機種と変らないのだが最新機種は今回みたいに一括払い購入しても割引にならないのだ。入店初年度は自動的にAランク、翌年は自動的にBランクに落とされてしまう風俗店のようでもののあわれを感じる。去年今年でもののあわれが発生してしまうのがすごい。源氏物語にしても本居宣長にしても、もののあわれといえばだいたい一世代の交替を指していたはずだし、それが10年一昔と言われるようになったのは昭和も敗戦後以降だと思う。黒電話の時代がどれだけ続いたかを思い起こしてもいい。
それが今や、一世代の交替は鮭並みになってしまったということだ。野良猫やハムスターだってもっと長生きする。ところが鮭とかサンマ、シシャモ並みとなると、消費食材というレヴェルの話であって、愛玩動物にすらならないのだ。

最初にスマホ機種変更を検討した時はカヴァーとケースを勧められ、これはけっこう呼び方がまちまちでカヴァーのことをケースと呼んだり、その逆だったり、実はカヴァーというのは画面保護フィルムのことだったりする。画面保護フィルムは必要だと、これはどこでも同意見だった。背面と側面からすっぽり覆うケースは、落としたり倒したり擦れたりした時に機体保護上していた方がいい、というショップもあったが、最終的に機種変更を済ませたショップでは保護フィルムは必須、ただし最新機種の型番以外店頭在庫はなくバック・オーダーは取り扱わない(つまり自分で探して買え、ということ)、ケースは機体の熱がこもるからお勧めしない、と断言された。まあ不要なものを買わないで済むなら良い。

うちの近辺には大型家電店などないので、ネット通販で調べてみたが、水曜に購入して最初から着いていたフィルムが今朝はもう剥がれてきていた。この際応急品でいいので、自宅徒歩一分の駅前スーパー内の百円ショップでなるべく型番に近い大きさの保護フィルムを買ってきた。横幅が微妙に2mm広い。これだとはみ出してしまうので、カッターで切り落としたが、切断面がどうしても潰れてしまうらしく、切った端は貼っても少し浮いてしまった。他は、出荷用のフィルムがまだ隅しか剥がれていなかったので、ホコリや気泡や指紋を残さずなんとか貼ることができた。
お母さんや妻でもいればやってもらいたいようなことではある。スマホに関しては当分やんなきゃならないことが続く。それでブログのネタにもなるわけだが。