人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

一週間で2.5kg痩せた話

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四日の木曜午後には70.8kgあった体重が、11日の木曜午後には68.3kgになっていた。これは訪問看護のコイケさんが体重計持参で計ってくれるのだが、体重の増減は精神疾患の患者では生活リズムの乱れ、睡眠、食欲など悪化の兆候だったりそれ自体が安定を崩す要因になったりもする。入退院を繰り返していた頃の体重は60kgを越えず、これは身長と年齢を考えればかなり痩せ気味で、病状が悪化して食欲不振の時は55kgを切っていた。小柄な女性がダイエットのしすぎで30kg台まで落としてしまうようなもので、そこまで痩せるとフラフラになる。
一部の向精神剤には食欲増進の副作用があり、76kgまでは太ったことがある。その時はさすがに体が重かったし、着られない衣類が出てきたのは不便だった。今は70kgを標準に前後しているが、1kgはともかく2kgも一週間で変動したことはない。生活リズム、睡眠、食欲どれも問題はないので、健康には無理ない程度に消費カロリーが上回った一週間だったんでしょう、というのがコイケさんの所見だった。

そこで日枚に何をしていたかと思い出すと、まず四日には朝一番で市役所に出向き、自立支援医療証の更新手続きと九月、十月度の福祉医療券申請をしている。前日歯科の予約を福祉医療券を持参しなかったため受けられなかったので、内科にもこの週のうち受診しなければ成人病の常用薬が切れる。医療券は翌月分までしか発行してもらえないので、どの通院も生涯治療に相当する身には面倒なことこの上ない。
週のうちに行かなければならないなら済ませておこうと、その日のうちに内科にも行った。月の初めには血液検査があり、採血されてくる。痛い時と痛くない時があるが、今回は採血中は痛くないのに針の抜かれる時のジーンとした鈍痛が後々まで残っているような感じだった。
それからコイケさんの訪問看護。この日の晩には携帯電話の不調が、もう風前の灯火状態になる。

金曜、福祉受給日。早起きして公共料金をまんべんなく納め(これをミスすると後で大変)、食料品と消耗品の買い物してきて、電車で片道四駅以内の現行契約の携帯ショップを調べ、不調の電話相談して電池交換を勧められ、行きつけのショップには使用機種の型番の電池の在庫なし、取り寄せだと二週間かかると聞いて、それではと四駅以内のショップに全部電話問い合わせ(もちろん公衆電話からだ)してようやく一軒、在庫のある店を見つけて取り置きしてもらう。
土曜、携帯ショップで電池パック購入。これまで使っていた電池パックは充電容量20%未満に落ちていたと測定される。50%を切ると動作に不調が生じ、20%ではほとんど正常な動作は不可能と教わる。使用者が判断できないのは、充電容量が20%に落ちていても電話器は20%まで入っていれば充電100%と認識表示してしまうことで、ショップで電池パックを単独に調べてもらうしかないことだ。

日曜朝、土曜の晩に100%の充電状態にして電源も切っておいた携帯電話が、立ち上げてみるともう残量ゼロになっている。何度充電しても充電満了にならないまま充電を自動停止してしまう。ものすごいストレスの一日。新品の電池パックに替えてもこうなると、機体がいかれていると考えるしかない。彼女との電話やメールも、ブログも思うようにならない。オフラインでブログ記事の作文しているだけでぐんぐん消耗してしまうのだ。明日はもう、用事済み次第携帯ショップでスマホに機種変更するぞ、と怒りながら一日を終える。

月曜、メンタル・クリニック予約受診して、主治医も機種変更賛成。躁鬱病の患者の場合は躁では正常な判断力がなく、鬱では決断は非常な苦痛になるから、いずれにせよストレスなので主治医から見て今は良好な状態なのだろう。だが携帯ショップ(契約した時には最寄り駅にもあったのに、今は電車で行かないとないので不便きわまる)で手続きを進め、最終的な契約確認の段階でとんでもないことになった。お調べしたところ、お客様は審査に通りませんので、このプランではご契約になれません、ということになってしまったのだ。代替案はあったが、ならば他社への乗り替えも調べておいた方がいい。
一応購入したばかりの電池パックをまた調べてほしい、と渡すと、残量がなくなっているので(使ってもいないのに、また!)充電してからでないとお調べできません。どのくらいかかりますか?40分ほど…。ではお願いします、と街に出て、駅前交番で教えてもらって別の携帯ショップに足を運んだ。そこで乗り替え契約をさっさとしてきたのだが(途中で電池パックの結果を取りに出て戻ってこなければならず疲れた)ここでも契約確認段階で具体的に何が問題で通常の契約プランができないか、わかった。法的には決着がついていることだが、情報履歴ではそうなっていないのだ。こうなると進退きわまるとしか言いようがないが、先のショップで出された代替案があった。

火曜、また公衆電話からあちこちのショップに問い合わせ、今度は最初から代替案で出された条件で機種変更を相談する。電話で話をまとめて予約を入れ、翌日の水曜には機種変更契約して無事新品のスマートフォンを手に入れた。行きには駅のホームで降られたが、狐の嫁入りというやつで先方の駅に着いたら止んでいた。前日に市役所から電話があり、自立支援医療証に記載洩れがあるのがわかったので来てください、と申し訳なさそうな様子だったので、中間駅から下車して田舎道をとぼとぼ歩き、記載洩れを埋めてもらって、市役所前の精米の自動販売機で10kg1980円の格安複数混合米を買ってリュックを背負って帰った。
……という一週間を過ごして、一巡りした木曜のコイケさんの訪問看護では先週からばっちり2.5kg痩せていたのだった。さすがにスマホ購入当日・翌日は手こずって昼抜きの朝晩二食になったが、先週の一週間みたいに痩せはしないだろう。あれはストレス痩せだと思っている。それにあのー、私病気療養中なんですが。