人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

軽鬱

軽鬱自体は躁鬱病では好ましい状態とされるので、危険なのはなんとしても躁だから、軽鬱なら→寛解→軽躁→重躁と危険な状態までかなりのステップがある。その過程でなんとかすれば良い。鬱方向だと軽鬱→鬱→重鬱と進むが、鬱なら積極性は失われるので食欲不振や不眠に気をつけて体調管理を第一にする。
この三年間は軽鬱が続いている、と診断されているし自分でもそう思う。その前に重鬱が半年間あり、さらにその前の二年間は躁鬱病相の消長が非常に激しく、二年半で四回、10か月を入退院の繰り返しで過ごしている。ラピッド・サイクルというのを誤解している人が多いようだが、だいたい躁鬱病のサイクルは7、8年が尋常でそれが2、3年になるのをラピッド・サイクルと言い、年間や月間、週間で消長が激しいのは躁鬱相ではあっても必ずしも躁鬱病ではなく、多くは別の種類のストレス性疾患と考えられる。
軽鬱が持続していて調子としては安定していても、上向きの軽鬱もあれば下向きの軽鬱もある。今陥っているのは後者で、食欲もあり眠れもするが、食事は味気なく、眠りはすっきりしない。頭痛か放心状態かのどちらかで、耐えがたい時には眠るしかない。いくら寝ても大して変わらないが、他に対処しようがない。療養環境としては現状以上を望めないのだから不満などそれほどないし、贅沢をしたい気持もないが、軽鬱もベクトルが下向きの時は、日一日がやり過ごすにもやっとのような気がする。