人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

Body And Soul(身も心も)

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○コメント、断片より

(1)単純に「病気の時は休め」というだけのことですが、メンタル系は生涯治療の覚悟が要りますからね。成人病とも比較し難いものです。どの宗教でも唯一やむ無し、と赦される自殺は病苦だけでしょう。いきなり話が暗いな。
記事に書いたことがありますが、双曲性障害の1型と2型では周期の中の内訳に大きな違いがあります。1型は明瞭に躁鬱病の特徴を示しますが、2型は10年ほど前までは鬱病と混同されてきました。躁期間があまりに短く鬱状態の一時的回復程度の躁転しか見せないからです。
1型・鬱32:躁・軽躁10:躁鬱混合6:寛解52=100
2型・鬱50:躁・軽躁3:躁鬱混合3:寛解44=100
ぼくなど1型の見本のようなものですから周期(一定とは限らない)の16パーセントは危険で、実際昨年春までの3年間の入院期間はちょうどそのくらいでした。今後は周期の安定と重・軽躁、重鬱の制御が目標になります。制御できれば躁鬱とも共存できるでしょう。重躁や躁鬱混合状態ではほとんど重度の統合失調症樣状態になり、事故死の可能性すらあります。
病を認めるというよりもせっかくだからつかみとれるだけつかみとってやろう、と思っています。そのくらいの力は残っている、と思うのです。

(2)医師からも警告されたということは、全体的に虚言癖のある人なんでしょうね。ぼくも「あの男がつきまとってくる」と訳のわからないことを陰で言われて、周りの患者はぼくの味方になって怒っていました。ナース・ステーションも医師も「そういう人だから、退院まで気をつけて」。
妄想と虚言が入り交じった女性患者でしたね。初入院は13歳、5歳児の母(シングル)、自称カリフォルニア州立大学医学部を飛び級で17歳で卒業(現在21歳)という、本人の中では現実と虚言と妄想の関係はどうなってるんだろう、という人でした(自分を美人だと思い込んでもいたし)。炭水化物はうどん以外すべてアレルギーというのは気の毒でしたが。明らかに現実の履歴と妄想の履歴が両立しないのに、どうしてか?
他にも元FBI勤務(!)の中年女性患者なんかがいましたね。男は妄想患者はいたけど虚言癖はいなかったな。やはり女性より口下手で空想力に乏しいのと、虚言を弄するには病状が進みすぎているからでしょうか。ともあれ、入院にはつきものとはいえ災難でしたね。