人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

The Velvet Underground(3・前)

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入院前にヴェルヴェット・アンダーグラウンド(以下VU)については2回書き、「次回完結」と末尾に予告しておいて突然の入院になったのだった。VUの2回分は書いてあった。原爆慰霊詩についての記事を優先して載せ、VUの記事を載せた頃には腹痛で寝込んでいて、2回目を載せた日に緊急入院になった…と、まるで祟りのようだ。

さて、夏から秋への衰弱の季節にはろくでもない思い出ばかりがつきまとう。ぼくは中学生の頃はビートルズのアルバムを1枚1枚集め、友人からディープ・パープルやクイーンを借りて聴いていた。ジョン・レノンが殺害された時には、父に死なれるってこんな感じなんだろうか(ジョンとぼくの父は2歳違いなだけだ)と思った。
図版に載せた4枚は、これにキング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」(1969)とテレヴィジョンの「マーキー・ムーン」(1977)を加えれば高校時代にもっともよく聴いたアルバムだ。どのバンドもおこづかいから月に1枚ずつ、全アルバムを集めた(廃盤でとんでもないプレミアがついていたジャックス、頭脳警察のファーストは除く。高校の先生がカセット・テープにコピーしてくれた)。上から「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」(1967)、「ザ・ドアーズ/ハートに火をつけて」(1967)、「ジャックスの世界」(1968)、「頭脳警察セカンド」(1972)。流行りの曲やヒットしたアルバムは友人から借りてカセット・テープに落した。ぼくは暗くて不健康で反抗的なロックばかり聴いていた。

先に挙げたバンド以外で高校時代によく聴いたアルバムは、
ヴァニラ・ファッジ「ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン」(1967)、MC5「キック・アウト・ザ・ジャムス」(1968)、ローリング・ストーンズ「ベガーズ・バンケット」(1968)、早川義夫「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」(1969)、ストゥージス「ファンハウス」(1970)、ニール・ヤング「いちご白書」(1970)、シド・バレット「その名はバレット」(1971)、デヴィッド・ボウイ「ハンキー・ドーリー」(1971)、ザ・フー「フーズ・ネクスト」(1971)、イエス「危機」(1972)、ピンク・フロイド「狂気」(1973)、ロキシー・ミュージック「ストランデッド」(1973)、などなど。