先日、ゲストブックに非常に興味深いご意見が寄せられ、その一連のやりとり自体は先方の希望もあり完全に抹消しました。ですが、総括的な感想は残しておきたいと思います。
また、これは筆者からの言い分にすぎませんから、その分は差し引いてお読みいただいて結構です。ただし感情に任せた文章でないことは申し上げておきたいと思います。
内容は陳腐な慣用句だらけの稚拙で要領を得ない文章で綴られており、それを延々読まされる忍耐は甚大なものでした。先方の言いたいところはというと「血の通った人間ならば(具体例を上げ)こんな恥を知らないデリカシーのない書き方はしない」「不適切であり削除や謝罪をお勧めする」「それが正論だとしても世間は理屈や正論で成り立ってはいない、と肝に銘じるよう忠告する」という、自家撞着(その主張自体が通俗的な「正論」です)にも気づかない矛盾だらけの貧困な知性と尊大な感受性に加えて、そんな相手から陳腐で退屈な説教を延々くらうのは酒場で酔漢に絡まれたも同様でした。
ご自身はブログを開設せず一切プロフィールも明かさない匿名性に隠れており、そんな人物が説教する愚にまともにとりあう気はありません。
何度も出てくる言葉と言えば「忠告」?「肝に銘じ」ろ?なんとも立派なかたがいらっしゃるものです。
しかも「血の通った人間」やら「デリカシー」やら、「恥を知」らないのはいったいどちらか底は割れています。少なくとも他人の事情に割り込んできて、「削除」を勧めるだの「謝罪」せよ(笑)だの、まるで調停者権限があるかのような自惚れから軽々しく騒ぎたてる匿名者の意見などまったく笑止千万、端から茶番としか考えないことを改めて表明いたします。馬鹿につける薬はない、ということですね。
またこの方は「素顔の写真を載せ本名や経歴も明かし生活保護受給者であることも晒しているならなおさらです」と「忠告」を結んでおりました。「血の通った人間」の「デリカシー」を主張する当人がこれです。また、一人の人間として発言することとそうしたプロフィールは別の次元の問題です。ならば、いっそ前科者で自己破産者(どちらも記事では明かしています)かつ精神障害者であることにも触れてほしかったものです。
(なお、タイトルは筆者の永年の愛読書から採りました。内容とは直接関係はありません)。