人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

もみじおろし納豆&おろし和え納豆

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独居生活の独身男と言えども、というよりだからこそ自炊の技は身につけなければならない。特に法的措置により必要最低限の経済状況だけは確保されているとはいえ病身の身、必要最低限というのは使ってしまえば一銭も残らない金額を指しているので、本来貯蓄する余地はない。だが万が一に備えて(家電製品が突然壊れる、とか。実際昨年秋~今年初頭に相次いだ)、また離婚に当っては完全な娘たちへの親権放棄を条件に(慰謝料も発生しない替りに、一切の親権もない)別れた妻の側から非公式な慰謝料というか、いわば手切れ金の提供があり、分譲住宅も貯蓄も妻名義に一本化していたので一文無しの身になって離婚した自分には手切れ金499,999万円は必要な金額だった。

なぜこの金額かと言うと、妻は保健所に離婚相談に行き警察に紹介されて、刑事の教唆で家庭内暴力事件として立件すれば強制隔離できる、それでもいいです、では所持金が50万円未満になるように、取り調べ時所持金が50万円以上あると弁護人を呼べる、50万円に満たないと立件されるまで国選弁護人もつかない。そこで離婚調停中別居していたウィークリーマンションに訪ねてきた妻は所持金と合計で499,999円になるように手切れ金を置いていき、間もなく宿の期限が切れると住居不定者を根拠に(住民登録は元の住居だが、DV指定者は60日間対象家族に接近禁止される)補導された。もちろんDV再犯防止条令違犯者として立件するための別件拘置だ。おかげで通常の逮捕~判決の倍近い期間を未決囚として過ごした。懲役三か月・執行猶予四年は有罪判決の最低限だが、司法機関のお盆休みなども重なり四か月あまり獄中に禁固されていた。懲役三か月など相殺ではないかと思うが、このように生身で国家というものと向き合うとはっきりわかる。司法は誰に対しても平等に執行されるというのは幻想でしかなく、司法はそれ自体の都合で執行される、と。

で、夏場に入獄していたのでもみじおろし納豆など朝食に出ると嬉しかった。これは実は普通の大根おろしにおろし人参を加えた偽もみじおろしなのだが。
もちろんただの大根おろしだけでも十分おいしい。大根は千切りサラダにするのもおいしいが、千切りはやや手間がかかる。大根おろしや納豆単独ももちろんおいしいが、和わせるとさらにおいしい気がする。