だか今日は雪が降れば雪、というのもたまにはやってみたくなり、すぐ駅前まで、買い物がてら行ってみて写真も撮ってきたが、傘をさして手袋を外して撮影したため不安定になり、屋外では明るくてモニターが見えず上がりが確かめられないため、一番ましな一枚までも指が入ってしまっていた。
内政や外交、経済政策など政治について、また人種問題や宗教団体について書くよりは、それはよほど見識のある人がやればいいことで、料理や天候について書くだけのほうが清々しいにはちがいない。見識を自負するような人は、たとえば雪の日に春の句を書いたり、表現上の効果から季語を別の季語に移すのを空想句とするような、何というか現実と「真実性」を見分ける人間の想像力については無頓着な人だろう。この冬も、あと一、二回は降雪について書く機会がありそうだな、と思う。