人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

最近よく聴くCD(ロック篇)

ジミ・ヘンドリックス「ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ」(4CD)
これは文句ないでしょう。ディラン+ザ・バンドの(当時)未発表曲「怒りの涙」をには胸が締め付けられました。代表曲「エンジェル」の弾き語りも。

キンクス「ピクチャー・ブック」(5CD)
雜で気まぐれなところが魅力のキンクス、曲はとびきり。これも文句なし。

スティーリー・ダンシチズン」(4CD)
アルバム7作とサントラ提供曲などをまとめただけなのにやっぱりいい。別れた妻もファンでしたが「ペグ」の歌詞を解説したら絶句していました。

モット・ザ・フープル「オリジナル・アルバム・クラシックス」(5CD)
これはお徳用。3千円で5枚、しかも紙ジャケットで追加曲満載。CBS時代の5枚、「モット」が最高傑作ですが「すべての若き野郎ども」は男同士で心中してもいいや、と思わせられます(笑)。

・ケヴィン・エアーズ「ソング・フォー・インセイン・タイムズ」(4CD)
・キャラバン「ワールド・イズ・ユアーズ」(4CD)
・キャメル「レインボーズ・エンド」(4CD)
まとめてコメント。プログレッシブ・ロックです。しみじみいいです。虹の終点には財宝が埋まっているそうですが、探すとゴミしか出ない。「マッド」誌のそういうコミックがありました(片岡義男「10セントの意識革命」)

ケネス・アンガー「コンプリート・マジックランターン・サイクル」(2DVD)
アメリカのアンダーグラウンド映画作家の全集です。学生時代に上映ごとに何度も通いました。映画というより音楽でした。

裸のラリーズ「グレイト・ホワイト・ワンダー」(4CD、米フェニックス)
ラリーズは1981年に一度だけ日比谷野音のロックフェスティバルで見ました。ぼくは16歳。訳が解りませんでした。今は判ります。ラリーズのロックが流れたらどのデパートも空っぽになるでしょう。この4枚組は74年~80年のライヴですが、ラリーズこの1枚なら「Heavier Than A Death In The Family」を(米フェニックス)お薦めします。