今日は午前中に内科の通院があり、午後はアベさんの訪問看護がありました。内科では、受診前に体重測定すると66.9kg(前回65.5kg)で、着衣での値だから、相変わらず65kgを割るかどうか、というところです。来年50歳の身長170cmの中年男の体格としてはまずまずでしょう。ぼくは風邪でもひけばすぐに5kgは痩せてしまう体質です。
今月の血液検査結果も、中性脂肪は標準値、コレステロールは標準値よりもさらに低い、というものになりました。低すぎるのも問題ですが、そこまでは低くない。有酸素運動が活発な人くらいの感じです(ぼくは通院と買い物くらいしか出歩きませんが、こんな作文も頭脳労働としてカロリー消費になるようです)。
午後のアベさんの訪問看護は、いつもどおりのメンタル・カウンセリングになりました。
「この部屋に越して来てから、今はどのくらいの時期でしたか?」と、一種の季節病カウンセリング(特定の季節に特別な記憶があって、それがメランコリーを誘発する例は多いのです)でした。ぼくは今月五日は別れた妻の誕生日で毎年夕方に簡単な留守番電話か、娘が出た場合には「お母さんの誕生日を祝ってあげてね」と言っていたけれど、今年は気づいた頃には誕生日を過ぎていたこと、婚約期間中に彼女は一緒に歩いているだけで急によく泣き出したことなどを思い出しましたが、そんなことはアベさんに言っても仕方ないことです。
「出所した翌日にここに入居したのが9月14日ですから、一か月経った頃になりますね。12月上旬までの三か月間は職探ししていました。三か月で20件の求人に当って、20件全部で不採用でした。それは覚悟していたので、市役所に転入届を出した時に生活保護の受給条件を福祉課で訊いておきました。タウン誌など出版関係や音楽スタジオ、スーパー内のゲーセン、100円ショップまで面接受けましたが駄目でしたね。クレペリン・テストまで受けた所までありました」
「20件はつらいですね」
「出版関係だと、当社では見習いを求めておりますので、とキャリアがかえって邪魔になる。他の所でも、中年男は安月給では使いづらいから敬遠される。今はひどいな、と痛感したのは厚生費が発生するから月額八万円未満までしか雇用しない、交通費も出さない、という所が多いことですね」
(後編へ続く。画像は今日の食事。食材費300円)