人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通院日記12月8日(月)曇り

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つまらなくもないが楽しくもない通院の日。アベさんの怪我で引き継ぎも遅れるから、年内と年始の一か月くらい訪問看護が途絶えるかもしれないが大丈夫か訊かれる。今の調子なら大丈夫でしょう、と答える。

一抹の不安もなくはない。緊急入院した三回のうち二回は12月だった。だがこういう場合予期不安はかえって調子を崩す原因になるだろう。鬱々と考えているより他人に打ち明けた方がまし、という場合もあれば、思っていても口にすべきではないことがあるものだ。たぶん言葉にしたら自分の弱音に安心し、そこから崩れて行ってしまう。もちろん二年間で四回も入院していた時期のようにはなりたくない。

受診を終えて待合室で処方箋を待っている間は、珍しく待合室は無人だった。こういうことは滅多にないので、無人の待合室を撮影する(画像上)。つまらなくもないが面白くもない。

(ここまで書いて急激な眠気に襲われて、ふと気がつくと小一時間経過していたようだ。単なる眠気と思うが、意識昏迷による記憶喪失なら重い躁、または躁鬱混合なら頻繁に起ることでもある。単極性の鬱ならばかなり重度でも昏迷にまでは到らない。ただし主症状を統合失調症とする躁鬱状態では一律に双極性障害、または単極性症状と同様の現れ方をする、とは言えないようだ)。

薬局に処方箋を出して分包待ちまで一時間、一旦帰宅して娘たちへのクリスマスプレゼントとお年玉を梱包し、クリスマスカードを書いて同梱する。
「もう別れた奥さんや娘に贈り物なんかするなよ。そんなことより自分のために金を使うべきだ。贈り物なんかしたって何になる?たぶん宛名の字を見るのも嫌がられてるよ」
と一昨年肝臓癌で亡くなった年長の知人に再三言われた。何になる?ずっと贈り物を贈り続けていた、という事実だけが残る。クリスマスプレゼントはDVD「魔法少女まどか☆マギカ」のテレビ版(輸入盤)と同「劇場版」前後編、CD「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ/シングルズ1965-1968」に、本はカーソン・マッカラーズ「心は孤独な狩人」で、緩衝材にローソンの魔法少女まどかフェアの袋入りわたあめ二袋。ポチ袋に長女・次女とも一万円ずつお年玉を入れ、現金書留郵パックで発送してくる。

帰り道、ここはどこの昭和だ?(画像下)という風情の路地を通る。このそば屋はけっこういけるのだ。