ごめんなさいジャムおじさん、とバタコさんは申し訳なさそうに言いました、でもスースーするんです。そりゃそうだ、私が下着を脱がしてしまったからな、と思いながら、でも後ろ手で縛られていては改めて下着を履かせようもないので、バタコや、スースーするならガマンは泌尿器によくないよ、とジャムおじさんは愛想良くうながしました。後で床を拭けばいいんだから、そのまま出してしまいなさい。でもしゃがんで脚を開けないんです。まあなあ、縛られてしまっているからなあ。
立ったまますればよい、とジャムおじさんは断言しました、膀胱を傷めるより少しばかり恥ずかしいことに耐えた方が良い。それに、とジャムおじさんは内心わくわくしていました、女が立ったまま脚を閉じて放尿すると、前後どちらに尿が吹き出るのか興味もある。
少しじゃないです、とバタコさんは心許ないような声で訴えました、どうか堪忍してください。バタコさんは思わず口にしただけですが、この「堪忍して」がジャムおじさんの興奮系脳内物質を一気に放出させました。堪忍だって!?何を堪忍するというんだね……!?バタコさんは無言ですが、明らかに息は荒くなり、腰から膝までがこらえた尿意でクネクネとしています。ええ?バタコや、何を堪忍してほしいというんだね?……ぉしっこ……。堪忍したいならするが良かろう。だがスースーしていたら遅かれ早かれだよ。いや、とバタコさんは喘ぎました。すかさずバタコ!とジャムおじさんの一喝。あああ、とバタコさんの全身の緊張が解け、聖水は前にも後ろにも飛ばずだらだらと大腿をつたって足元に水たまりになりました。
その様子を見ているうちに、ジャムおじさんの逸物はもう一戦可能な怒脹を回復しましたので、バタコさんは再び作業台に押し倒され、今度は漏らしたばかりの聖水で下肢をびしょびしょにしながら肉壺の奥までジャムおじさんの放出を浴びたのです。それからジャムおじさんは当然のようにバタコさんにふたり分の潤滑液でぬるぬるの、まだ火照っている逸物を袋の裏まで舐め清めさせました。
その頃カレーパンマンは冷静に、ばいきんまんたちはいつジャムおじさんたちと入れ替わったのだろう、と考えていました。それはアンパンマンがこの姿になってしまったのと切っても切り離せない因果関係があるはずです。昨夜のうち?では昨夜のアンパンマンには、何か変わったことはあっただろうか?
第四章完。