人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ヨーグルトを簡単にアイスクリームにする方法

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 スーパーで売っている安い100円前後の3箇1パックのヨーグルト、ゼリー、プリンがあります。うちの近所のスーパーでは底値が75円(税抜)と、甘いおやつとしてはもっとも経済的かつ栄養価も高い(ヨーグルト)、食べ応えがある(プリン)、ローカロリー(ゼリー)とそれぞれ長所もある。何といっても価格が素晴らしいので、高価なのはその分確かに美味しいですが、そうなるとお惣菜を買う方におやつ代を上乗せした方が食事が充実するので主客転倒です。

 今年の夏は冷房なしで暮らす生活にはアイスクリームが欠かせませんでしたが、おかげで甘いものを食べたい習慣がついてしまいました。しかしアイスクリームは特売日に買い置きすると冷凍庫がかさばる、買い物する時全速力で帰宅せねばならない、価格比率としても(6箇入りミニカップなどでも)高いと難点もあり、秋になると特売日もなくなってきました。そこで3連パックの上記品々がアイスクリームの代用にならないか、と試してみたわけです。

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 まず2~3時間もあれば凍りますが、ヨーグルト、プリン、ゼリーとも凍った状態からはフォークの先で割って崩さないと無理でした。そうか、と気づいて冷凍庫から冷蔵庫に移して1時間~1時間半自然解凍し、ようやく成果を得ました。結論から言うとヨーグルトはほとんどアイスクリームに近くなり、すんなりスプーンですくえる状態になります。ゼリーはカップアイスで言うとかき氷状になり、細かい固い氷の粒がじゃりじゃりした状態です。プリンはちょっと難しく、まだ適度な解凍時間の目安がついていません。完全に固いか、芯が残る具合に周りから溶けてしまい、うまく均等にアイス状にできず、面倒ですが電子レンジ解凍を試してみる手もありそうです。その点ヨーグルトとゼリーは自然解凍で上手くいきます。

 純粋な水や塩水の氷は非常に密な結晶体になりますが、砂糖水はそのままでは砂糖が沈澱するのはご存知の通りで、氷結した時の結晶構造に由来はあるのでしょう。アイスクリームは細かい気泡が凍らせた時の滑らかさになっていますが、ヨーグルトの場合は乳脂肪・乳蛋白や水分がそれぞれ緩く氷結するので、氷結した状態から少し自然解凍すると全体的に網目状に早く溶けた部分ができ滑らかな食感になると考えられます。一方ゼリーは糖分を水分中にゼラチン状に散らしてあるので、自然解凍時にも早く溶けた成分と氷結したままの成分が分離しており、かき氷状のアイスになると考えられる。プリンの場合は、3連パックのプリンの場合カスタード・プリンではなくカップに流しこんで固めたゼリー状の製法と思われますが、ヨーグルトやゼリーよりももっと成分が混濁しているので氷結した状態から滑らかな状態への解凍が難しいと思われます。フローズンヨーグルト、けっこういけますよ。幼児は便秘しやすいから1日1箇食べさせるといいですが、そのくらい整腸効果もありますし。アイスにした方が美味しいんじゃないかと思えてくるほどです。