人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

昨日買ったCD

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娘たちへのクリスマス・プレゼントもお年玉も確保したし、来月の受給日までは生活費を措いてもだいぶ余裕がある。そこでネット通販で中古CDと古本を注文した。古本は「群馬文学全集」の大手拓次・岡田刀水士(詩人)の卷で、この2人で文学全集の1冊をまるまる費やすなど暴挙としかいいようがなく、さすがご当地ものの出版はちがう。文化事業としてやっているのだ。だけど古本では送料込みで180円である。「大手拓次選集・全1卷」として出たら1万円近い定価で出たはずだ。なにしろ絶版になっている全6卷の全集を揃えようとすれば50万円は覚悟がいる。
CDの方は、上から、

●ザ・13thフロア・エレヴェイターズ「ヘッドストーン~ザ・コンタクト・セッションズ」2010年発掘リリース。伝説的なファースト・アルバムに先だち行われたスタジオ録音だが、演奏も音質も驚異的に良い。たぶん記録用に録音しただけだから1966年からほとんどマスター・テープをいじっていないのだろう。それに較べると演奏も音質もやや落ちる発掘ものが、

ルー・リードジョン・ケイル&ニコ「バタクラン'72」だが、なにしろヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーが5年ぶりに集まったライヴだ。妖気が立たない訳はない。かっこ良すぎて泣ける。逆に能天気で笑えるのが、

●ブレーゼルマシーン「(同)」71年録音、ドイツの民謡ロックバンドで長年探していたが、ようやく入手して脱力感しきり。ヤードバーズの「ホワイト・サマー」を自分たちの作曲にしている。ありか?もっともドイツのバンドがみんなうさんくさいのではなく、

●フランピー「ベスト・オブ~」'70-73は今でも評価の高いヘヴィ・プログレ・バンド。女性ヴォーカルは力量抜群だが好みが別れるタイプだろう。そして究極の女性シンガー、

●ニコ+ザ・ファクション「カメラ・オブスキュラ」'86をやっとCDで買い直す。この年ニコは渋谷のライヴ・イン(今はない)で初来日公演を行った。ビルの裏階段に1階から8階まで客が並んだ。その2年後にニコは急逝する。見に行けて良かった。最後は、

●ザ・ドアーズ「ライヴ・イン・ハリウッド」録音69年、発掘02年。モリソン生前発表の「アブソルートリー・ライヴ」のための一連の録音からで、音質・演奏ともに非の打ち所がない(のがちょっともの足りない)。