人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

テーマは「船」。

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こうしてアルバム・ジャケット並べてみただけでも和むものがある。20年~30年前はLPレコードで、現在はCDで親しんでいるものばかりだ。他にも船ジャケットのアルバムがあるのは確かだが今は手もとにないか、画像を探すにもバンド名やアルバム名があやふやで仕方がない。それになるべく話題にしやすいもののほうがいい。
スペースがなくなる前にアルバム・タイトルを列挙しておこう。上から-

●オザンナ「人生の風景」Osanna'Landscape Of Life'1974
フランク・ザッパフランク・ザッパの○△□」Zappa,Frank'Ship Arriving Too Late To Save A Drowning Witch'1982
●サー・ロード・ボルチモア「キングダム・カム」Sir Lord Baltimore'Kingdom Come'1970
●オザンナ「ミラノ・カリブロ9」Osanna'Mirano Caribro 9'1972

さて、この中に船と関係ないのがひとつある。いちばん下の「ミラノ・カリブロ9」だが、「人生の風景」や「キングダム・カム」と並べてみると漂流船の幻覚のように見える。関係あったらすいません。ミラノからのカリブ海ルート9番だったりして。
オザンナはイタリアのバンドでデビュー40周年になるが、この秋ついに日本公演が実現した。しかもオリジナルの楽譜復元でオーケストラとの共演アルバムをライヴでまるごと再現。それが「ミラノ・カリブロ9」で、前座は同期のライヴァル・バンド、ニュー・トロルスがアルバム「コンチェルト・グロッソ」1971をやはりまるごと再現。どちらもルイス・エンリケス・バカロフという大御所アレンジャー作品なのだ。
オザンナとザッパは何度も日本盤が出ているが、発表から40年、一度も日本盤が出ていないのがサー・ロード・ボルチモア。ハードロック究極の裏名盤で人気作なのはジャケットの魅力も大きい。
フランク・ザッパの○△□」(旧邦題)のジャケットのどこが船?というかたは原題を直訳した現行邦題で納得いただけるだろう。「たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船」です。よくできてるなあ。もとネタご存じのかたはご教示ください。
もっとも旧邦題の「○△□」も忘れられるには惜しいと思い、これを書いた。