人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

連休5日目日記1(5月2日水曜・雨)

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雨降りの時点でほとんど今日は終ったようなものだ。連休なのでいつもは5日の生活扶助支給日も今日に繰り上がった。午前9時を待って銀行に、自動引き落としの公共料金分を残して引き出しに行く。冬は1万円の電気代が今月は2千円。気に食わん。電気ストーブ恐るべし。ついでにブログのタイトルも一新する。

来週の受診が今から楽しみで仕方ない。昨日判明した緑内障の再検査だ。昔何かのエッセイで読んだが、眼球は立派な性感帯だそうだ。粘膜だからそれもありだろう。表面にヌルッと薬剤を塗布されると思わず「あン…」と声が漏れるという。別にそれを楽しみにしているのではない。
先一昨年、腸の不調で内視鏡検査を受けた時はしんどくも面白かった。男の場合は前立腺を刺激されると嫌々ながら勃起して、数分どころではない検査だから終る頃にはカウパー腺液で亀頭がぬるぬる。やだなあ。挿入される感覚を初めて知った。痛いのなんのったら。特に腸の曲がり角に内視鏡がぶつかる時。いままでセックスした女性の顔が次々と浮かび、金輪際セックスなどしないぞ、と思ったものだ(その時は)。

話のついでに胃の内視鏡検査。これも一昨年アル中学習入院した時に受けた。ちょうどこの時期になる。山里離れた単科の精神病院だったので患者数は約200人、うちアル中科が約40人。アル中科というのは精神科でも特別な分野なので、だいたい県ごとにアルコール依存症治療に特化した単科の精神病院がある。
ぼくの場合東京圏だから病院数はもっと多く、幸い隣町にアル中学習入院の病院があった。県内にはアル中病院日本一を謳われるクリハマ病院もあって(なにしろアル中=クリハマで通るくらい、ほとんど代名詞になっているのだ)、最終学歴にクリハマと書けないのは残念だが主治医の薦め通り近場の病院に入った。
そこで知りあった女性と退院後に不倫関係になり一年間振り回されるのだが、その話はこれまで断片的に書いた。関係を断ってから心の隙間を埋めるように始めたのがこのブログで、もう一年になる。娘たちのことは夢に見ても、彼女のことはほとんど思い出さなくなっている。

男と女のことは、始めるより終らせる方が何倍もエネルギーが要る。ぼくの離婚は壮絶なものだったが、誰だってそうだろう。彼女との別れは思い切りが必要なことだったが、今ではむしろ達成感に近い。