人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

Superstition(迷信)

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○断片とコメントなど

(1)イクメン?いや、妻が朝早く夜遅い公務員(当時。郵便局員です)だったので育児・保育園送迎・料理洗濯掃除は時間に融通の効くぼくの役割になったのです。子供が大病するたびにレギュラーの仕事も断らざるを得なかったので終いには依頼がまったく来なくなりました。それからぼくの鬱病が始まり、家族ぐるみで親しくしていた娘の同級生のお父さんの自殺のショックから躁鬱特有の異常な言動が目立つようになり、妻からの民事訴訟で離婚と親権の放棄が決りました。簡単にまとめるとそんな具合です。とても「イクメン」なんて言えません。

(2)ぼくの次女は活発なのに運動オンチでよく走ったまま人や壁に激突していたが、保育園の保庭履きを洗濯していて原因を発見した。次女は右利き(ちなみに長女は左利きで運動神経もよろしい)なのに靴の裏は右足がすり減っている。右利きなに軸足が右では不安定なのは当然だ。「あなたがそれに気づいたの?」と離婚後交際した女性が言った。「そうだよ。どうして?」「普通母親が気づくんじゃないの?」「娘の靴くらいおれが洗うよ」それだけのことだ。

(3)「思考の乱れ」はぼくの書き方が適切ではなかったですね。精神医学では鬱では「常識や判断力は保たれる」とされています。ぼくが鬱では「思考の乱れはない」と書いたのはそういう意味、理性は保たれているという意味です。ではなぜ鬱状態で危険な行動をとる人がいるかというと、危険性を理解できるからです。躁では危険すらわかりません。

(4)ぼくの入院した単科の精神病院では閉鎖病棟の病室にもベッドを仕切るカーテンがちゃんとあり、高圧的な態度は特に感じませんでした。病院によりけりでしょう。入院患者も「他に引き受け手がない最後の場所」ではなく、地の利で紹介されてきたか、もしくはもともと通院していた人たちでした。現にぼくはこれまで単科の精神病院の閉鎖病棟を4回、1か月~3か月の短期入院で入退院してきています。もちろん書き手の見聞や見解で構わないのですが(誰しも知っていること以上のことは書けません)、この記事は狭い見聞から推定した断定的な誤りがあまりに目につきます。訂正されることをお勧めします。ぼくの入院経験ではどこもまちまちでしたよ。和室の病室には当然カーテンはありませんでした。そういうものです。