人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

聴きたい時には見つからない

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図書館のように作者名順は確実だが不便もあるので、所有しているCDは、ジャンル別>国籍別≧レーベル>傾向別>アーティスト別という区分に分けている。これで似た者同士の部分集合になるので、ピュルサーとアトール、タイ・フォンはひとかたまりになり、アンジュとカトリーヌ・リベロの左右にはモナ・リザとエマニュエル・ブーズが並び、分類困難なエルドンとワパスーはひとまとめにして、アルバム枚数が20作を越えるマグマとゴングはメンバーの関連作品とともに別格にする。その他のフランス産のロックはアルバム枚数が二作を越えるものは少ないのでその他大勢としてだいたいデビュー順に並べると、これでフランス産ロックとさえ忘れなければ迷子になることはない。

米英を除いてヨーロッパのロック三大国はドイツ、イタリア、フランスなので、ベルギーや仏語圏カナダはフランスに、スイスはドイツに編入し、南欧~南米はスペイン、ポルトガル、ブラジルに分け、あとは北欧と東欧で大体ヨーロッパのロックは整理できる。
しかしそれでも聴きたい時に見つからないCDがあるのは、最後に聴いた後あった場所に戻さないからだ。LPは800枚、CDは2,000枚を越えてから枚数は把握していないが、それが10年前だから(LPは半分売ったがその分CDに買い替えたので)正確な枚数など考えたくもない。紛れたままでも不思議はない。

昨夜探し回ったのは、
ギラ「バリー・マイ・ハート・ワウンデッド・ニー」Gila:Bury My Heart Wounded Knee(画像1)1973
モナ・リザ「限界世界」Mona Lisa:Avant Qu'il Ne Soit Trop Tard(画像2)1978
-で、前者は10年前に日本盤も出て輸入盤もあるが入手困難なプレミア盤になっている。ポポル・ヴーの名作「ホシアナ・マントラ」の姉妹作なので人気が高いのだ。ヴーほど独創性や完成度は高くないが、たまに聴きたくなる。
後者はアンジュの門弟バンドで人気は低く、日本盤の中古(ジャケット違い)も定価の半額が相場だが、二番煎じとはいえこれも忘れた頃に聴きたくなる。親分にはないチンピラ性があるのだ。

両者とも無事に見つけて聴き返すと、やはり失くしても買い直すほどではなかった(ジャケも似てる)。だがもう25年あまり聴いているのだ。身体の一部のようなものだ。