昨日は眼科、今日は内科に行ってきた。老眼の進行もなく血液も清浄で、内科ではアルコール依存も一笑に伏された。未だにアルコール依存症の診断を取り下げないK先生に言ってほしいくらいだ。体重は67.1kgに落ちた。高脂血症が改善されたからだ。夏で代謝が高まったのと、食生活の改善が自然に体重を落としたのだろう。一時は55kgから75kgになった中年男としては順調で、身長170cmだから元の55kgよりも60~65kgで治まる方が健康的だろう。めでたいのでプロフ画像を更新した。今まではタートルネックだったから今回はTシャツ一枚だ。
さて、連載に関係する話題にしよう。ビートルズのCDはイギリス盤が基準で15枚ある(うち2枚はアルバム未収録集「パスト・マスターズ」)。ビートルズ活動中のLPは「リヴォルヴァー」と「Sgt.ペパーズ」の間に出たベスト盤'Oldies(But Goodies)'66.Nov.(未CD化)を含めて13枚。その間アメリカ盤LPは20枚も発売された。この差はどこから来たのか。
(1)イギリス盤LPは14曲が標準だが、アメリカでは著作権上12曲が標準だった(67年にやっと緩和され英米同一内容が可能になる)。
(2)上記の理由で割愛された曲を次作のLPからの曲、本国アルバム未収録シングルAB面、アルバム未収録EP(33回転4曲入りミニアルバム)曲と組みあわせる。
(3)VJが先行発売していたファーストLPは翌年キャピトルが別編集で再発売。64年の「ザ・ビートルズ・ストーリー」はドキュメンタリーLP。
(4)映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」と「ヘルプ!」は映画使用曲と映画音楽で一枚、映画未使用曲は他のLPに使い回す。
(5)アメリカ盤は春、夏、クリスマス用の3枚が発売ノルマなので、イギリスでは年間2枚(67年以降は1枚)のLPを上記の方法で水増しする。
(6)シングルはヒット中しか店頭に並ばず、配給の地域差も大きいので、アメリカ盤LPはヒット・シングルを軸にする。
画像(1)~(3)はその方法で編集され、全米デビュー作(4)も本国の第2作に『抱きしめたい』を加えた。
ビートルズはアメリカの発売元任せだったが、バンド側でイギリス盤とアメリカ盤を戦略的に別編集にしていたのがストーンズ、という図式も見えてくる。