人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

〈ネタバレ注意〉「劇場版・魔法少女まどか☆マギカ〈新編〉叛逆 の物語」観賞記

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観てきました。面白かったけどほむらが気持ち悪かった(笑)。それと昨日紹介したYahoo!映画の投稿、後のやつはウソじゃん(笑)。今夜訂正記事載せなきゃ。あれはたぶん屈折したファンの冗談です。
杏子の完璧コスプレをしている女の子がいましたよ。気さくにポスターの前で希望者に写真を撮らせていました。

週替わりの入場特典は、CDサイズのミニ複製色紙でした。いいけどさ、サインが監督と原画と脚本家とは…(笑)。声優さんじゃなかったのが不満です。実はマミさんが欲しかったなあ。

最初の五人同時変身シーンは、セーラームーンプリキュアみたいでしたね。
ホーリー・クイーン・マギ・クインテット!」とマミさんがキメていたのが可笑しかった。
ぼくはネタバレ読んでましたけど(最初の方の投稿は正確でしたね)、見滝原市から出られないのを始め、ほむらが真相に気づいていくプロセスや、お菓子の魔女やキュウべえ再登場の意外性、さやかの活躍なんか面白かった。ディスク化されたら何度も見直して楽しむと思います。

ほむらが魔女を通り越して邪悪の化身(「悪魔」ですもんね)になる辺りは、理屈としてはありだけど感情的にはきつい展開に感じました。評価が両極端なのは今回のほむらの描かれ方でしょう。長編アニメとしてカタルシスが稀薄。これが前の前後編と大きく違うところです。

それにしても、全国ロードショー公開翌日ほやほやに映画を見られて良かった。達成感がありました。
今回は魔法少女は死ななくてホッとしました。マミさんバストが前より大きいような(笑)。前回で死なせた分、今回はキャラクターをよく動かしていて楽しめました。ただ、お菓子の魔女を人間体化する必然性はなかったですね。あの程度の役割なら、人間語をしゃべらせれば済みます。

ラストではほむらが再構築した世界でほむらとまどかの位置が入れ替った出会いが描かれますが、また出会えて良かった、ほのぼの~…という感じにならないんですよね。なにかしこりか残るというか。カタルシスの欠如というのはそこにあります。ほむらが愛していたのは旧世界のまどかで、今回の五人組の転生まどかとは他の三人に対するのと同様に友情すら持っていないように見える。だからラスト・シーンのまどかも真のまどかではない。ほむらは虚ろになってしまっている。そういう印象を受けました。