人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

療養日記・11月14日(木)晴れ

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副題やリード(呼び込み)で声明している通り、このブログは毎晩深夜零時に1000文字の記事を二本更新している。筆者の就寝時刻は午前二時~三時の間だが、零時からその時間帯までに、多い日で20人~30人のアクセスがある。もちろんもっと少ない日もあるが、普通はこんな夜中に更新する人はいないから(巡回して読む人はいるとしても)、このブログは何かしら深夜零時に更新してのを気にとめてくださっているということだろう。お客さまは神様ですの気分だ。

だいたいブログの世界は女性の方が活気があるし、女性は女性だというだけで華がある。女性の次は青少年で、逆にお歳を召した方だと経験値がものをいう。
いちばん取り柄がないのはこのブログの筆者のような平々凡々たる中年男で、よほど特異な経歴や境遇か、相当の文才でもないと、誰の興味も惹かないままにコツコツと日記やら回想やら感想文を綴り続けることになる。それも二年半も続けていると諦めもついた。人の興味を惹くような作文が書けなければ、わざわざ無理をすることはない。自分の知っていることだけを書けばいい。

今日は内科に成人病の受診に行ったが、ここの待合室にはいつも「NHK-今日の料理」と「週刊文春」の最近二号分が置いてある。ぼくがブレイク前の壇蜜さんを知ったのは「週刊文春」のみうらじゅん氏の連載コラムで、もう四半世紀も前だから時効だろうが、ぼくはみうら氏や蛭子能収氏、朝倉世界一氏のゴースト・ライターをやったことがあるのだ。

週刊文春」では大家K氏の連載エッセイから読むのだが、ぼくは氏のジュヴナイルから小説、エッセイまで小学生の頃から愛読していた。だからぼくが編集者時代に、この人は女性編集者には必ず肉体関係を迫る(その時は既婚の女性編集者に迫って断られ執筆依頼も流れた。その年、その女性編集者のご主人は文春漫画賞を受賞した)と聞いて嫌な気分だった。
その年の大家の新作は恋愛小説で、ヒロインの名前は「瀬里奈」。これは六本木にある日本でもっとも老舗のSMクラブで代々の看板娘が襲名する源氏名だ。その大家は生粋の東京人を鼻にかけて田舎者を嘲るタイプのエッセイを得意としていたが、裏話を聞き、さらに小説のヒロインの名前がそれでは、誰が田舎者かは明らかだ。

そんなことを思い出しながら診察を受けてきた。体調良好、腰痛も良好な日だった。