人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

前兆日記(1 月27日~ 31日)

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書き始めるにあたって、まず同時進行で作られているはずの図版の内容とスペースを編集者と打ち合せる。ぼくがフリーライター、確定申告では作家(一括されちゃうのだ、どんなに異なるジャンルでも)だった頃の回想は去年の夏に集中連載した。最近は詩と音楽の記事が9割、あと1割は日記体の戯文で、「当事者が考える精神疾患」は慎重にして今は休んでいる。そのうちまた。
では冒頭の場面は?と不審に思うかたもいるかもしれない。実は今回はまったく白紙で書いている。ただ書き出しの動機はある。ブログ訪問者のかたがたを逆訪問していたら友だち登録している女性が1992年生れと知って…未成年だとは知っていたが、未成年すなわち何年生れかなんて考えたこともなかった。1992年!たぶんそれから数年が、ぼくがもっとも稼いでいた時期だ。気がついたら付き合っていた女の子は会社を辞めていて、マンションの家賃、生活費、おこづかい、遊興費、すべてぼくが払うようになっていた。
冒頭にもどる。1992年の某日、ぼくは「男から見た素敵な女性(仮題)」という軽い1ページのエッセイを婦人雑誌から依頼される。
「中年層の女性が、若い男性に憧れられたい、という願望は叶うかムリか、というものにしたいんですがね。軽い感じでいいですが、読者に夢を与えるようなもので」
「それなら…ああ、ちょうどサンプルに格好の図版があった」
ぼくは図版のダミー用余白に歯科衛生士のヤマギシさんの写真2枚を並べ(実はこれもこの記事の目的)、
「『美しい女は制服で決まる』でどうでしょう?」
「…片方、首が切れてますけど」
「そこがミソです。『美しい女は顔を見ずとも決まる』」
と、こんなイージーな仕事が実は結構あって、別れた妻は蜜月時代「あと10年早く遭っていたかったわ」とよく言っていたが、浪費癖のある恋人だったから逆に仕事を優先できたので、別れた妻はぼくが仕事ばかりだと寂しがる女だった。
先週末の金曜から昨晩まで、ぼくは鬱の前兆があった。金曜・土曜は一食しか食べず、日曜と月曜は絶食だった。おそらく寒波と小刻みな地震で心身の両方からダメージがあった。隣町への通院、それに電気代ショックもだめ押しだった。
今朝(31日)起きたらすっかり快復していた。もうすぐ立春だ。立春を過ぎればこの冬も、と天気予報も言っている。本当だな?頼むぜ、信じるぞ。