毎日身を削るように書いたところでどうせ届いていやしないんだ、と思うと徒労感に襲われる。娘たちのことだ。このまま二度と会うこともないのなら、せめて父親がどういう人間だったかを書き残しておきたい。そんな願いもまったく無駄に終る可能性のほうが高いなら、いったいなぜこんなに書かなければならないのだろうと思う。それは書かずにはいられない男に生まれついたからだが、ならばもしも自分を変えたいとしたら、なにも書かない人間にならなければならないだろう。
でも「アル中病棟」の記事は今日も書くだろう。深夜零時まであと一時間半、書けるところまで書いて今日の締めくくりにしよう。