人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

秋のウィンナー焼きそば

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 今年の夏の昼食はもりそば一辺倒だったが、秋からは昼食・夕食・夜食と生活リズムがややズレこんだので、一日最初の食事はお茶漬け、これは夏と変わらない。二食目にあたる夕食には秋から鍋焼きうどん一辺倒だったが(笹の葉ばかりで文句を言うパンダはいない)、たまには焼きそばでも食いたいよな、とひさしぶりにいただいてみた。野菜はキャベツしかないが仕方ない。肉は豚コマがいちばん旨いが、ウィンナーが余っていたのでそれにする。食べる時には練りからしを混ぜ、酢をたっぷりかけていただく。ソースと酢は相性がいい。かなり多目でも麺が酢を吸ってくれる。
 ウィンナーを使って、こういうのも作る。

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 茹で上げたスパゲッティに輪切りに刻んであったウィンナーを和えて、サラダ油を流したフライパンで塩・胡椒炒めしたものだ。炒めた分だけ麺が茶色いが、粉末ガーリックで仕上げてあることまでは画像ではわからない。サラダ油よりマーガリンやバター、オリーヴ油の方が風味も濃厚、さらにパセリやバジリコなど欲を言えばきりがないが、ウィンナーを使うのならサラダ油の方があっさりして良い。塩・胡椒、粉末ガーリックで十分味は整う。具材は魚介類なども思いつくが、肉類なら加工肉のウィンナーがいちばん安い。

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 スパゲッティには炒める時絡めやすいという理由からウィンナーを輪切りにしたので、焼きそばでもそうするかな、とやってみたらこれは断然、縦長の薄切りの方が旨かった。焼きそばの場合は先にキャベツとウィンナーを炒めて、ある程度火が通ってから中華麺を加えるから、具材の方も麺に絡まりやすくなっているのだ。その上、輪切りよりウィンナーの旨味が引き立つのは、縦長切りの方が断面積が広くてジューシーに焼き上がり、麺にもしっくり絡みつく。輪切りだとポロポロしてしまって、たぶんスパゲッティの場合でも縦長切りにして先にウィンナーを炒め(タマネギとピーマンでもあればなお良いが、そしたら味つけはケチャップだな)、それからスパゲッティを加えればよく絡むだろうと思う。スパゲッティは乾麺だと安くつくけどソースが割高でどうも、とお困りならばサラダ油で炒めて塩・胡椒です。なければ具だってなくてもいいではないか。