人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

玉子とじそぼろあんかけ豆腐&玉子とじそぼろあんかけ豆腐丼

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 作り置きがやばい季節に入ってしばらく経った。秋~冬、まだ浅い春には鍋やフライパンに半分残して(ひとり者だと一度の料理では食材が多くて2~3食になる場合が多い)本当はホーローやテフロン加工の鍋やフライパンを保存用にするのは表面加工を傷めやすいので良くないらしいのだが、鍋やフライパンと食生活の便利のどちらが大事だと言えば調理器具をいたわりすぎるのは本末転倒だろう。その点土鍋ほど重宝な調理器具はないと思うが、いかんせん食材を油で炒めることから始める料理には向かない。モツ煮や麻婆豆腐など具材自体から脂が浮いたり香りつけのための油を加えたりする程度はともかくも、今回のような料理の場合にはフライパンで調理して、梅雨真っ最中だからまず1食たべ、残りはシチュー皿に盛って翌日のおかずに冷蔵庫にしまう。

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 豚・牛ミックス挽き肉を炒めておろししょうが、しょうゆ(水で割らないこと)、砂糖(大さじ2以上)とみりんで軽く煮て(焼き肉のタレやすき焼きのタレでもいい)、水切りしてさいの目切りにした豆腐(絹ごしよりは木綿が良い)と和えて、煮立ったらいったん火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつける。とろみををつけなければすき煮豆腐風になるのだが、お好み焼き粉が余っていたので使ってみた(片栗粉でなく小麦粉だが)。レシピはこれだけで、刻みネギがあったらぜひ加えたかった。丼にするなら紅しょうがが断然合う。福神漬けも試してみて、悪くはないが紅しょうがの勝ち。
 ぜんぜんそうは見えないが、実はこれは玉子とじにもしてある(2食分だから2個使った)。本当は半生の状態でどろっとかかっているのが玉子とじなのだろうが、完全に火の通った玉子ならおいしく食べるが少しでも生だと食べられない人間もいるのだ。おかげで炒り玉子と豆腐のそぼろあんかけという方がただしいようなものになっているのだが、誰に文句を言われる筋合いはあろうか。自分に与える餌、いやおかずの支度に基準は自分の嗜好しかない。本当は豆腐は冷や奴で満足なのだが、ご飯のおかずには物足りない。ああ、湯豆腐もいいな。しかし明らかに梅雨時の湯豆腐は変だろう。だいたい夏だからネギと白菜が高い。献立については、冬より夏の方が面倒な気がする。