鎌倉街道(800年前に敷設)に面した諏訪明神。この寂れた神社は崖の上にあり、神社の境内から無理矢理に崖を下る石段があります。

寂れた神社の境内はこんな具合に枯葉だらけ。ここから崖下まで石段が通っています。

右側に見える鉄棒の手すりはつい今世紀になってから設置されたもので、しかも途中で途切れています。石段は昔の作りで石の粒が揃わず、ガタガタです。

ようやく降りきりました。鳥居がなければ誰がこれが神社に上る(登る!)石段とわかるでしょうか。では登ってみましょう。

……ご覧の通り途中まで石段には手すり(上りの場合は左側)は途中からしかありません。勾配は45度までとは言わずとも現在の道路敷設基準からは大きく急に傾いているでしょう。しかしこの石段は、大きく斜面を迂回する公道より各段にショートカットコースなので、けっこう利用者は多いのです。運悪く対抗通行者とかちあったりすると肝が冷えますが、基準的に全面的改装もできないのでしょう。こういう石段や坂はどこの町にも一箇所くらいはあるのではないでしょうか。