……だそうです。神社の裏の藪の影で一年中陽が当たらず苔だらけで、ぬめねめした坂だったためそう呼ばれていたと伝わりますが、今では舗装され、ちゃんと石段もついています。登ってみました。動画を貼りつけようとしましたが、できませんでした。だったらもっと静止画撮っておけばよかったなあ。
地元にはさらに別の場所に、鎌倉時代からあるという恐怖の絶壁石段があります。ぐるりと別の緩い坂を迂回するより早いのでけっこう通る石段ですが、下りはこんな具合。つい最近になってやっと作られた落下防止の適当な手すりは途中までしかありません。それまでは何人の人がこの絶壁を転落していったでしょうか。
石段を降りるとトボけた鳥居が立っています。登りはさらにあお向けに転落しはしないかと怖い。石段はデコボコな上に、登りの場合は途中まで手すりもありせん。こちらの方がたいして急斜面でもない三年坂よりよっぽど即死の危険があり、できれば通りたくないなあと思いながら近道なので毎回決死の覚悟で登り降りするのです。