人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

喫煙の害について

タイトルはチェーホフの短篇小説から。町の中流どころの名士の中年男が講演会でこの題目で演説するが、話せば話すほどまとまりがつかなくなりしどろもどろになって終わる、という話です。
ゴールデン・バットについての記事を掲載してからちょっと気になっています。タバコも喫煙者も大キライって人もけっこういますからね。そういう人には不愉快きわまりない一文じゃなかろうか、と。ぼくも喫っちゃいけないところ(他人の家では遠慮、公共の場所では禁煙規準に納得いかなくても禁煙なら禁煙)やタバコを喫わない人の前では喫いません。喫う時は外に出ます。
東京圏の鉄道ではオウムの事件以来まるで陰謀のように灰皿どころか普通のゴミ箱まで撤去されましたが今ではみんなそんな光景に慣れきっています。そりゃ灰皿やゴミ箱設置して管理する手間がなければ面倒が省けますよね。
口実があればキマリを作って他人に従わせるのが好きな人っていたるところで目を光らせているものです。目の敵、ってそこから出てきた言葉なのかな?他人の自由を奪うのが好き、というか。
いけない、文学青年ではなく中年アナーキストになってしまった。いや中年は当たってますが(笑)。
日本も地方都市は右へならえじゃなくてまだしもです。秋田じゃ市役所の窓口に灰皿、博多じゃ公衆トイレに灰皿がまだありますしね。ちゃんときれいに清掃されているし使う人もきれいに使っています。ファシズム的なのは首都圏だけならいっそのこと国家など解体・細分化・再編成すべきだ、とタバコ値上げへの怒りを借りて思わずにわかアナーキストしてしまいました(笑)。
だってぼくが喫い始めた時は80円だったんですよ?税収の行方ってどうせあちこちの赤字の補填でしょう?旧国鉄の赤字を郵政が補填してたみたいに。郵政民営化の議論では郵政がガンガン叩かれたけど電電公社がNTTへ完全民営化の時はまるで叩かれず回線料の還付も踏み倒しが見逃されたみたいに(マスコミはスポンサーの悪口は書けないから)。こういう利権の連鎖を裁ちきるのが郵政民営化だったなら、たまたまスケープゴートに挙げられた(根拠もありますが)ようなものでしょう。
民営化前、郵便局でお金が合わない・強盗に入られたというと担当職員の賠償が職務規定でした。今年45歳のぼくの元妻は高卒で郵便局員になった時初任給8万円でした…(以下略)